2006年04月30日

2006年のE.G.P.P.100(4) 2006年4月7日

ちょっとサボッている間にもう1ヶ月。今月は乱入は少なかったのですがE.G.P.P.100を含めて5本ほどありました。一応順にアップしていくつもりですが、本人至って無精なので、果たしてどうなりますやら……。最近はそれに輪をかけてチョット記憶が飛んでしまったりもします。抜け落ちたパフォーマンス等ございましたら、平にお許しの程。

さて、4月のE.G.P.P.100。今回のJUNさんのテーマは「死と乙女」。別にテーマに連動したわけでは無いのでしょうが、今回は女性のパフォーマンスが見所だったように思います。
 オープンマイクはいつものようにJUNさんのあと、bambiさんからのスタートです。bambiさんの「講話」は、回を重ねるごとに面白くなってきています。毎回なにが飛び出すか楽しみです。
 この後の出演順はちょっと不確かなので、思いついた順に進めます。今年初めて聞いたのは、岩井充さん。今回も岩井ワールドは健在でした。ダルマ舎の平山さん。この人も聞きたくなってしまう詩人の一人。今夜もダークな60年代、裏加山雄三は健在でした。毎回来てはいるのですが、久々に出演してくれたのがジュテーム北村さん。見事な北村節です。PARAさんは、2編朗読。1編目はこれでしばらく封印するとの事ですが、とても良い詩でした。「死と乙女」、PARAさん……でした。
 キリスト漫談のイェース北村さん。今回もハズシまくりのトークで爆笑を誘っていました。この人、だんだんイイ感じになってきています。リバースクラウンさんは今回ギター演奏が決まっていました。お二人の掛け合いも面白いのですが、今回はリバースクラウンさんの奧の深さを感じさせるステージでした。MIZKさん。ギター一本でいい音を聞かせてくれました。前回はボーカルが聞き取れなかったのですが、今回はバッチリ。もっと聞きたいと思います。そして、BOUZパンク、コボリイチエンさん。今夜は水色のギターがおしゃれでした。コボリ中毒の自分としては、コボリさんに関しては「なにをやってもイイよ♪」なのです。
 ここからは今夜の見所、花の乙女の大競演です。「寅蔵と会った日」を2日後に控えた、さいとうりか監督。今回はまだ完全に酔っぱらってはいなかったけど、一言一言、自分の言葉で表現する彼女の空間は、正に映画監督、さいとうりかでした。E.G.P.P.100の「へび女」まきおさんは、乙女そのもの。ヘビにも乙女がいるようで、まさに「へび乙女」。乙女はいつも衝撃的です。おもとなほさんも乙女です。おもと乙女は今回もファンタジーな空間を創出してくれました。この所毎月聞いているマツイサトコさん。彼女の乙女度もなかなかな物です。乙女のしたたかさ、ここに有り。今回はバニーさんの歌が聞けなかったのがちょっと残念。次回にはぜひ、聞きたいものです。そして、美季マドカさん。今回もステキなステージでした。

JUNさんは今夜も慌ただしそうでした。オープンマイク出場者が増えるのは良い事なのですが、この所のJUNさんはちょっと大変そうです。
 
そして、今夜のゲスト「goddess」。時間が押してしまったので、タップリとはいきませんでしたが、水木ノアさんのボーカル、パフォーマンスには圧倒されました。乙女にもいろいろあると思いますが、正に正統派の乙女がそこにいました。ギターの音が聞き取りにくかったのが難点でしたが、良いステージを見せて貰いました。ちゃんとスケジュールをあわせて、ライブにおしかけようと思います。「goddess」=good!

4月のE.G.P.P.100。春になったからといって、ウキウキしてはいられません。やはり乙女には気を付けないと痛い目に逢いそうです。(担当:13号倉庫)
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2006年03月30日

2006年のE.G.P.P.100(3) 2006年3月9日

あれからもう3週間が経ちました。今月は中旬以降、スケジュールが目一杯で感想をアップするのが大幅に遅れてしまいました。その分、状況の変化など、考える所もありましたが結論としては、やはりE.G.P.P.100は凄いと思います。それは、ここに来ている出演者の皆さんのストレートなパワーに尽きると思います。ここ3週間ばかりそんな世界とは無縁の時間を過ごしていたので、それは特に思います。作り物でもストレートでもなんでも構わないのですが、そこに人が見えるかどうか。まだまだ勉強も足りないのですが、ボクとしても全身の神経を研ぎ澄まして更なる対応の必要を痛烈に感じた今回のE.G.P.P.100でした。いつもそうなのですが、このイベントは本当に疲れます。

今回はフーゲツ亭のバースデーを兼ねたイベントで、去年同様チーズケーキがふるまわれるというお得なイベントでもありました。このバースデーイベントは、E.G.P.P.100のイベントとしても1年間の流れのなかで、区切のイベントのような感じがしています。それは、誕生、そして持続、このイベントの色というか存在感に関わってくるものではないかと思います。ボクは第一回の頃は知りませんが、この誕生月のE.G.P.P.100があるからこそ、50数回のイベントが続けられている。そんな感じもしないではありません。今夜は、このイベントの良さやJUNさんのキャラクターが全面的に出たような一夜でした。

オープニングはいつものようにJUNさんのポエトリー。今夜はのんびりしたスタートで、じっくりJUNさんのポエトリーを聞く事が出来ました。出し物は「風月堂の詩」。「風月堂の詩」はE.G.P.P.100では今年初めてのポエトリーで、ボクとしてはこれでやっと正月を迎えられたという気持です。最後のイナバウワーは結構決まっていましたが、ウケたのでしょうか?。
 オープンマイクのトップはこの所すっかり定着したフーゲツ亭bambi姐さんの「アセンション講話」。3回目にして、序章が終わったという感じで、いよいよこれから本題に突入という所でしょうか。次回はDJという話もありますが、この講話はまだまだ続けて欲しいと思います。
 2番目は、これもお馴染みになったイェース北村さん。今回は花粉症という事でマスクでの登場となりました。どうせなら、ヘルメットと角材も用意して欲しかった所ですが、若い人には解らないかも。それにしてもこの人は、ネタを外したあとのリアクションのジタバタさがとても面白い芸人さんです。結構人間味があって奧が深い面白さがあると思います。
 ここでバースデー・コーナーとでもいうか、まきおさんからJUNさんにバースデー・プレゼントの贈呈と相成りました。今日来られなかった、おもとさんとの共同プレゼント?。まきおさんの「ハッピー・バスデー」の熱唱は、「新大久保のマリリン」と言って良いほど、ププッピドゥでした。
 3番手はPARAさん。「ハッピー・バースデー」はまきおさんとかぶってしまいましたが、PARAさんの唄も聞き応え十分でした。2月のボクシングリー・カフェで一皮むけたのか、パワー・アップしたように見えるPARAさんの「浅草」は聞き応え十分でした。
 4番目は松岡康子(bunny)さん。マツイサトコさんの友達という事ですが、この人の歌声もズシンと心臓に響きました。もっともっと聞きたいと思います。
 5番目は、先程登場のまきおさん。今夜の一つの見所だったと思います。JUNさん銘々「へびおんな」は今回も健在。それもだんだん進化しているようで、まきお節は健在でした。おもとさんとのデュオ「まきおもと」のへの期待がますます膨らみました。
 6番目は美季まどかさん。今回、やっとE.G.P.P.100に来てくれました。美季さんに関しては、2月の江古田マーキー同様かなりヘビーなステージでしたが、観客の反応が良かったのでホッとしました。というよりも、いつもの寒々としたステージでは無く、観客の反応を受け止めつつ、ステージを務める美季さんはカッコよかったなぁ。
 7番目はBOUZパンクのコボリイチエンさん。美季さん、コボリさんと続く流れは正に。紅白歌合戦の森昌子、森進一のような絶妙な流れでした。さすがJUNさん。紅勝て、白勝て。コボリサンはいつものように軽快なコボリイチエン「ザ・ヒットパレード」でした。久々のエレキギターも吼えまくっていて、迫力満点。紅白でいえば、11時20分頃の戦いのような感じでした。
 ここで、JUNさんの登場。1、2月は大盛り上がりで時間が押してしまい、JUNさんのコーナーがカットになっていたのですが、今月は3ヶ月ぶりにJUNさんの長編「生まれ来るものたちへ BIRTH!」を聞く事ができました。時間が押すのは仕方がありませんが、毎月1本はちゃんと聞きたいものです。
 オープンマイクのトリはマツイサトコさん。今回はキーボードがトラブったので、途中からギターでカバー曲を1曲やってくれました。それにしても2ヶ月連続でサトコさんを聞けたのは初めてだと思います。今年は良いこと、ありそうな予感がしました。
 結局今夜もかなり時間は押してしまいましたが、いよいよゲストの登場となりました。その前に、フルムーンのメグさんが飛び入りでポエトリーリーディングをしてくれたのですが、残念ながらボクはトイレに行っていて聞き逃してしまいました。それほど遠くない将来にメグさんのポエトリーは聞く事が出来るでしょう。お楽しみはこれからですよね。

今夜のゲストは、奇妙な民族楽器を使いこなすTOMOさん。不思議な楽器の奇妙は音色は幻想的というか、長い間忘れていた音のようで、素直に頭の奧に入って来ました。自分が生まれる前からどこかできいていたような不思議な音色です。途中、まきおさんのダンスが演奏に花を添えました。TOMOさんの演奏と微妙にマッチングしていて、とてもステキでした。
 最後にJUNさんがTOMOさんとのジョイントで「13の月の乙女」を熱唱。久々のライブは、ガンジーさん、春田さんとのジョイントと同様、スリリングでした。
 
あと1週間ほどで4月のE.G.P.P.100です。来月のゲストはGoodess。「寅蔵に会った日」のさいとうりか監督も乱入しそうです。美季さんは?。4月も盛りだくさんのE.G.P.P.100になりそうです。春のE.G.P.P.100は、ますます好調。4月7日(金)午後7時半、新大久保「水族館」。お見逃しなく。(担当:13号倉庫)
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2006年02月19日

2006年のE.G.P.P.100(2) 2006年2月3日

55回目の開催となったE.G.P.P.100。今回は開催前から何かが起こりそうな予感がひしひしと感じられました。それは直前にNTVで放送されたドキュメント「ふたりのさっちゃん」の反響が大きく、その勢いが収まらない中での開催。そして、一人のさっちゃんがいる「花&フェノミナン」がゲストという事で、ある程度の盛り上がりの予感は確かにありました。
 案の定、新大久保「水族館」は通路に人が座る程のお客さんで満杯。38人までは数えていたのですが、最終的には約50名位だったように思います。節分とはいえ、まだまだ寒いこの時期にも関わらず今月も熱い熱気のE.G.P.P.100でした。

先ずはいつものようにJUNさんのオープニング。今回は節分にちなんだ話と短歌を数篇。最近のJUNサンのオープニングは、月に1度の「風雅遁走」生ブログという感じがしています。
 オープンマイク、1番目はダルマ舎の平山さん。今春開校予定の「ドロップアウト・カレッジ」の宣伝とそのスローガンのようなポエムを朗読してくれました。今日は5時から「ドロップアウト・カレッジ」打ち合わせの為JUNさんと待ち合わせしていたらしいのですが、JUNさんが遅れたため居酒屋で2杯ほど飲んでいたということで、ステージも丁度良いノリでした。終了後、平山さんとそんな話をしていたので、2番目のフーゲツ亭の一番弟子、bambi姐さんの「講話」は半分程聞き逃してしまいました。Bambi姐さんの講話は毎月続くので来月も楽しみです。
 3番目はE.G.P.P.100が生んだお笑い芸人といっても良いでしょう、イェース北村さん。今回もしょうもないネタでハズシまくりでしたが、ハズシまくる面白さにだんだんと磨きが掛かってきたようです。
 4番目は初登場、2人組のバンド「JUNJI」さん。ミュージシャンとしては最初の登場だったので、ちょっとやりにくかったかも知れません。
 5番目は一人芝居のおもとなほさん。今回はベルトとショールで迫力満点のステージでした。ベルトの音が効果的。この作品もおもとさんの重要な持ちネタになりそうです。おもとさんはまだまだネタがありそうで毎回楽しみです。
 6番目は初登場のMIZKさん。ギターのピックが飛んじゃう程の大熱演。魂の叫びがビンビン伝わってくる熱いステージでした。

今回はこの辺まででかなり疲れてしまいました。はっきり言って皆さん、中味が濃い。ボクも必死になって聞いているのですが、それだけでも結構体力を使います。それにしても、今回は開場自体の熱気も凄く、オープンマイクとしては最初から迫力のある展開となりました。
 7番目はKUSSYさんのポエトリー・リーディング。今回のE.G.P.P.100の見所の一つでした。先月の高橋よしあきさんとの即興ジョイントも良かったのですが、今回のポエトリーは完全にお客と一体となった素晴らしい状況を作ってくれました。
 8番目は、お馴染みBOUZパンクのコボリイチエンさん。久々にギターで登場。説教パンク・ラブ・ソング。もはやE.G.P.P.100になくてはならない人ですね。ここ数回のイェース北村さんとのシュウキョウ対立はE.G.P.P.100の新しい見所です。今度はキーボードのイチエンさんも聞いて見たい所です。
 9番目はセイイチロウさん。携帯を使ったポエトリーでしたが、途中のMCで、早速「ベルマーク」というあだ名がついてしまい、ステージを降りる時にはベルマーク・セイイチロウになってしまいました。イェース北村さんといい、ベルマーク・セイイチロウさんといい、E.G.P.P.100のお客は実に的確に楽しんでいると思うのですが、アーティストとしてはどうなのでしょう。
 10番目は「花&フェノミナン」の弟バンド?、House of green。国分寺の匂いプンプンのバンドでした。国分寺はボクにとっては未だ未開の地なのですが微妙な雰囲気があり、今年あたりは、ふらっと行ってみたい土地の一つです。
 11番目は今夜のトリ、E.G.P.P.100の歌姫、マツイサトコさんの登場なのですが、ここで突然のサプライズ。

NTVドキュメント「ふたりのさっちゃん」のステキな出会いがありました。「花&フェノミナン」のさっちゃんともう一人のさっちゃん、石川さだのさん。残念ながら石川さだのさんは去年の暮れにお亡くなりになったそうですが、そのお孫さんが石川さだのさんの四十九日の墓前に報告したいという事でいらっしゃいました。亡くなった石川さだのサンは戦前、治安維持法で逮捕、「非国民」呼ばわりされた人。方や「花&フェノミナン」のサッちゃんは立川自衛隊官舎反戦ビラ、ポスティング事件の被告。もっとも、ボクは、残念ながらドキュメントを見逃し、あまり状況の知識も無いのでもう一つ実感がわいてきませんでしたが、どちらも「訳の解らない法律」の被害者なのかもしれません。
 先日も図書館に行って来ましたが、法律関係の書架だけでも1コーナーあり、例えば、それを全部読むとしたら100年はかかりそうな冊数でした。それが良いのかどうかはあまり興味がないので解りませんが、法律は、いったい誰の為の物かは少し考える必要がありそうです。
 それにしても、今回のような出会いがごく自然におこなわれているこの状況こそE.G.P.P.100最大の魅力の一つだと思います。新たな伝説の誕生に、節分のオニも一緒に感動していた?、瞬間でした。
 その感動が冷めやらない状態でマツイサトコさんのステージが始まりました。今回はキーボードの弾き語り。今年もサトコさんの歌が聞けて良かった。この人は毎回違った面を見せてくれて、それがとても魅力的です。途中キーボードのトラブルがあったものの、いつものようにステキなステージでした。今回は時間がなかったのでMCは聞けませんでしたが、この人のMCも素敵なので、ちょっと残念ではありました。今年はE.G.P.P.100で何回サトコさんの歌が聞けるのでしょうか?。

今回は盛り上がり過ぎたといっても過言ではないE.G.P.P.100。大幅に時間が押してしまったのでJUNさんのパフォーマンスは残念ながらカットになってしまいました。これで二ヶ月連続のカット。JUNさんのパフォーマンスも楽しみの一つなのですが……。E.G.P.P.100自体が盛り上がる事は良い事なのですが、この辺はちょっと難しい所にさしかかりつつあるのかもしれません。

そして本日のゲスト、「花&フェノミナン」の登場です。確か去年10月のE.G.P.P.100で見に来ていた「花フェノミナン」のメンバーが気さくに1曲やってくれたのが最初の「花&フェノミナン」体験でした。あの時も良かったけれど、今回は更にパワーアップ。かなり時間が押していたのですがとても楽しいステージでした。フーゲツ亭の一句「節分に 鬼も一緒に 踊り出す!」ではないですが最後は大盛り上がりとなりました。
 それにしても終了が午後11時半過ぎ、約3時間。今回は終演後、疲れがどっと出たE.G.P.P.100でした。

来月は3月9日(木)。いつもの第一金曜ではないので多少の注意が必要です。JUNさんのバースデイ・イベントでもあるので、ファンの方は是非。3月はタップリとJUNさんのポエトリーが聞きたいものです。そして、恒例?のチーズ・ケーキも楽しみかも。(担当:13号倉庫)


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2006年01月09日

2006年のE.G.P.P.100(1) 2006年1月6日

今回のE.G.P.P.100は、何でもありの年末年始無法大会でした。大体、最初からフーゲツ亭自らほろ酔い気分状態で、果たして最後まで持つかどうか非常に危うい中でのE.G.P.P.100となりました。今回のテーマはマスの内、マスターべーション大会。ある意味、表現者の原点というか、それは表現者に限らず人間の原点なのかも知れません。今回は松の内という事もあり、入場者は15名ほどでしたが初めての方は少なかったようなので、まさに仲間内新年会ノリノリというパターンとなりました。
 実は去年のスカム2000でのリレー即興ポエトリー(参加者が少なく時間が余ったため、短い言葉を繋げていくトレーニングのようなもの)や新宿「唯唯」でのE.G.P.P.100望年会にその予兆はあったのですが、今回はフーゲツ亭のメーターが開始前から上がっていた(まるで、立川談志のようでした)ので、有無も言わせぬパフォーマー、オーディエンス関係なくの無法地帯となりました。
 ビートルズの曲に乗って、先ずはいつものようにJUNさんのオープニングトーク。確かに全ての表現の原点はマスターベーションであるかも知れません。それで良いんです。しかし、観客としては、それだけで良いのかどうかはちょっと疑問でもあります。ここの所は微妙な所なのですが、とりあえず今回は深く考える事なく、オープンマイクに突入です。

1番手は13号倉庫(私です)。突然の指名で、勿論何の準備もしていなかったので非常にヤバかったです。途中からJUNさんに助けていただき何とか終了、正月早々良い経験をさせていただきました。
 2番目は13号の長い友人、ミッキー竹内さん。話の内容は70年代に僕らが住んでいた西武池袋線中村橋の3畳長屋アパートの話。ここの想い出は尽きないのですが、極私的な話題なので話的にはどうだったのでしょうか?。
 3番目は先月、「イエース」で盛り上がった、イエース北村こと北村コウセイさん。12月は入院していたという事で、本調子では無かったようなのですが、手術で除去したヘルニアのホルマリン漬け軟骨を持参して見事にウケを取っていました。「イエース」の掛け合いはE.G.P.P.100では、ほぼ定着したようで、とても楽しいステージでした。
 4番目はフーゲツ亭の一番弟子、フーゲツ亭bambi姉さんの一席。宇宙落語というか、宇宙講談というか、はたまた宇宙浪曲か。毎月連続で語られるであろうその内容は聞き逃せない物となりそうです。
 と、ここまでは語りが中心でした。E.G.P.P.100といえばポエリー・リーディングとか音楽がメインなのですが、こういう語りと言うのもアリかもしれません。それにしても、語りはどうしても時間が長くなってしまうようで、ちょっと時間がかかってしまいました。13号としては、ちょっと恐縮しています。
 5番目は初登場のエナメルポリスさん。池袋スカム時代に一度いらっしゃっているそうですが、エントリーは今回が初めて。友人の作曲した音楽に合わせてのシャウトは結構良い感じです。実際はハードゲイというか、ミニスカポリスの衣装でパフォーマンスをするそうですが、今度は是非、そのビジュアルでも見てみたいと思いました。
 6番目は先日の新宿「唯唯」でお会いした。ココナツさん。約10年振りの日本でのお正月ということですが、荒木一郎ばりのファンタジー・トロピカル・ソングを聞かせてくれました。去年の冬もそうでしたが、E.G.P.P.100は真冬でもまるで常夏、熱帯夜のようです。
 7番目は先日、ネット上で「2代目市川商店」を開店したばかりのPARAさん。今回は挨拶替わりに「2代目市川商店」開店宣言と、「2030年エンバーミング」を熱唱してくれました。開店宣言は、案外のんびりしたものではあったけれど、その根底は頭脳警察の「世界革命戦争宣言」のような熱い決意が感じられてとても良かった。まさか、ナマで聞けるとは思わなかったので、ステキなお年玉になりました。「2030年エンバーミング」に関しては、切り口が鮮やか。本当はこういう映画が見たいのですよ。何回も何回も言うけれど、映画関係の人間は、一度PARAさんのライブを見るべきです。
 8番目はおもとなほさん。この辺まで来ると、もういつものE.G.P.P.100のテンポです。今年も、おもとさんの一人芝居が見られるのはとてもうれしい事です。今年は去年の傑作「カーニバル」に匹敵するような作品がたくさん出来ると良いなぁ。
 9番目は「あひるちゃんカンオープナー」でお馴染みの、タカチホエンジニアリング(株)宣伝部隊、リバースクラウンさん。E.G.P.P.100では、すっかりお馴染みというか、もう、E.G.P.P.100にはなくてはならない一組です。今回は戌年にちなんで、面白い戌のフィギュアを持参。前回のコウモリ以上のウケを取っていました。2月3日(金)には「タカチホ祭り」(ライブ)も決定!。……なにげにE.G.P.P.100と重なっていますが……、どうする?、アイフル。スケジュールは計画的に。
 10番目はE.G.P.P.100初登場の映画監督、さいとうりかさん。さいとう監督の新作「寅蔵と会った日」は1月22,23日野方区民ホールで公開なので、皆さん、よかったら見に来て下さい。と、とりあえず宣伝をした上で、さいとう監督のパフォーマンスはある意味、今回のE.G.P.P.100の見所でもありました。映画をご覧いただければ解るのですが、さいとう監督に寅蔵が乗り移ったかのような、もしくは寅蔵自体がさいとう監督なのか、不思議な時間が目の前にありました。監督の作った寅蔵が監督の中に入って一人歩きし始めたとでも言うか、これはJUNさんにもおもとさんにもPARAさんにも言えるのですが、自己表現が勝手に一人歩きし始めるという、見る側から言わせて貰えば、至福の瞬間。本日のテーマで言えば正に顔面シャワー状態とでも言ったら良いのでしょうか?。その辺を確
かめる為にも、是非上映会に足をお運び下さい。
 オープンマイクの最後は、BOUZパンクのコボリイリエンさん。思い起こせばこの人の歌を昨年の正月に聞いてしまったのがE.G.P.P.100を見続ける事になったきっかけの一つです。そして今年もこの人の歌が聞けて本当に良かった。今年もいい年になりそうな予感がします。もっともコボリさんは結構出来上がっていて、歌詞を忘れる始末。終盤にさしかかり、コボリさん、フーゲツ亭、さいとう監督とE.G.P.P.100所ではなく、完璧に新年会状態に突入していました。しかし、それも又良し!。

結局、時間が大幅に押してしまって、JUNさんのパフォーマンスはカット。替わりに全員で「一月一日」(年の初めの……)を歌い、オープンマイクは終了。いよいよ本日のゲスト、高橋よしあきさんの登場となりました。
 高橋さんを最初に聞いたのは、ほんの数ヶ月前。そのパフォーマンスには圧倒されました。今夜はゲストと言うことでタップリと聞けると思っていたのですが、何せ状況が状況です。1曲目からマイクトラブルで仕切直し。再開後は曲目を変更して、1曲目からガンガンとばし気味のステージでした。途中、駆けつけてくれたKUSSYさんとのE.G.P.P.100ならではの突然のジョイントが成立。このジョイントで盛り上がりに拍車がかかりました。
 再びソロに戻ってからの熱唱は、浮遊するアルコール空間を突き抜けて胸にガンガンと突き刺さる素晴らしい展開となりました。それは2006年のE.G.P.P.100の前途を予想する上でも最高のスタートだったようにも思います。
 マスの内、紅白以上の3時間。次回は2月3日(金)。ゲストは花フェノミナン。次回も見逃せません。是非!。(担当:13号倉庫)

*この項、「空を見上げて思うこと」と同時掲載。
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2005年12月30日

就職しないで生きるには〜ビート的生き方 2005年12月11日

シンポジウム 
就職しないで生きるには 〜ビート的生き方/Beat Style〜
「下流社会」から対抗文化を 
ニート、フリーターから“夢ある貧乏人”へ 
この時代を1/1000ミリ動かすために…」

これが催しの正確なタイトルです。ストレートに全てを言い切った良いタイトルだと思いますが、この催しに乱入するのはちょっとばかり勇気が必要でした。映画や音楽等とは違い、この会はシンポジウム。いままでのイベント等とはちょっと違います。しかし、豪華パネラーと主宰が「だるま舎」の平山さんという事で、何はともあれ久しぶりに門前仲町に駆けつけました。観客は約30名。
 ここ10数年、こういう形でお話を聞くという会に行くことはなかったので、最初はちょっと戸惑いもあったのですが、トップバッターのビート詩人、ムロケン(室矢健治)さんの60年代文化状況のお話で一気にヒートアップしてしまいました。今となってはもう40年も前の話なのですが、その辺に原点がある者としては、当時の謎が一つ一つ解明、確認されてゆくという幸せな時間でした。
 2番手のヒッピー詩人、ドクター・セブンさんの話は、ある意味70年代の重要な流れの一つだったのですが、ある時期から他の道を歩いていた自分としては見えていなかった部分のように思います。しかし、それは結局長い年月を経て、今回、ドクター・セブンさんに巡り会うという形で、自分の中で70年代以降の流れがより明確になった瞬間でもありました。
 そして最後はふーてん詩人、フーゲツのJUNさん。例えば、ムロケンさんの話は一つの精神論、ドクターセブンさんの話は行動論とすると、JUNさんの話はそれらが高揚してゆくための場所づくりの話、運動論という所でしょうか。70年代から80年代にかけてのコミューンの変遷。それは、新しい時代のための場を作るための貴重なレクチャーだったように思います。
 今回のシンポジウムは平山さんの人選の素晴らしさもあり、2005年を象徴する、明確で実の多いシンポジウムになりました。それは正に、就職しないで生きるには=明るい未来、への第一歩なのかもしれません。
 ひょっとすると、自分が1/1000ミリ動くだけで、この時代の見方がガラリと変わるかも知れません。それによって時代も1/10000ミリぐらいは動く事になるかもしれません。今回のシンポジウムは、そんな未来をちょっぴり感じさせてくれる、貴重なシンポジウムだったと思います。(担当:13号倉庫)
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2005年12月19日

新大久保だから…… 「E.G.P..P.100」 2005年12月2日

今回の「E.G.P.P.100」STEP53は先月に引き続き「ビート・ジェネレーションその2/ビートニク・アゲイン!」。ビート、ビート、ビートで、ちょっと早いのですが、今年を締め括る夜となりました。
 この1年、ボクとしては珍しく完全参加のイベントとなった「E.G.P.P.100」は、2005年を語る上で、重要な動きの一つだったように思います。この欄で何回も言いましたが、「E.G.P.P.100」まだまだ旬。是非一度見に来て下さい(何か、宣伝のようになってしまいました)。

さて、今回の「E.G.P.P.100」は、まだ、12月初めにも関わらず、もう2005年を締め括ってしまったような最高の盛り上がりとなりました。新大久保「水族館」に移ってから、ジャンル的には多少の広がりもあって、現在の状況としては、単純にポエトリー・リーディングがメインの催しとは言えないと思いますが、そのゴッタ煮感覚が一つの起爆剤になっているようにも思います。

今回もいつも通り、JUNさんのオープニングからスタート。今回はケラワックの「メキシコシティ・ブルース」。このオープニングは毎回、JUNさんの今月のテーマを解説してその関連の作品を朗読してくれるのだけど、それが現在の状況に微妙にタイムリーに関わってくるので、とても興味深い瞬間でもあります。

オープンマイクのトップバッターは今日のゲスト、国分寺エクスペリエンスのおちょこさん。途中からメロディアスな展開で、眼を閉じて聴いていると、とても気持の良くなるポエトリーリーディングでした。
 2番手は数ヶ月ぶりの岩井充さん。今年はこの人の詩を聞けたのも収穫の一つでした。今回も微妙なリズムでポエトリーリディングをしてくれました。だんだん聞き慣れてきたという事もあるのでしょうが、来年も楽しみなポエトリーの方です。
 3番目は芸人志望(この志望という所が妙に新鮮で素敵です)の北村さん。クリスマスが近いという事もあり、タイムリーな神父ネタで登場したのですが、北村さんも客席も戸惑いを隠さず、最初はどうなることかと思いました。途中JUNさんの助け船があってから、俄然盛り返したのですが、ネタの選択を誤ったというか、「E.G.P.P.100」の観客自体がほとんどTVを見ておらず(考えてみると、凄い観客です)、結構滑りまくっていました。しかし、この人の滑るテンポはなかなかのもので、かなり面白かったと思います。ネタ的にはまだまだの所がありますが、例えば、ウクレレでハワイアンぽく「ホワイトクリスマス」のサワリを入れる等して、「熱い」を連発したり、「イエス」の唱和を観客に強要(神父なのだから当たり前?)するなどまだまだ、場を作る方法はいくらでもあると思います。それにしても、北村さんとJUNさんの掛け合いが、時間を一気に3週間ほどワープさせたのも事実。気分は一気にクリスマスとなりました。
 4番目はあひるちゃん缶オープナー宣伝隊、リバースクラウンさん。ここ数ヶ月連続で出演されていますが、「E.G.P.P.100」の「順子ひろし」として定着したと言っても過言ではないでしょう。今回も素敵なギターと楽しいリーディングを聴かせてくれました。今年のクリスマスプレゼントは、あひるちゃん缶オープナーで決まりです!。
 そしてPARAさん。今回は他の作家の詩を一篇と、18番「ファーストフード(で良いのかな?)」の2篇を熱唱してくれました。特に「ファーストフード」は毎回、ポエトリーリーディングの完成度が高くなって来ているような感じがしています。「朝ビート、昼ビート、夜ビート!」ではなく、「朝マック、昼マック、夜マック!」。今や完全にPARAさんの代表作といっても良いでしょう。一見(聴く)の価値あり。
 ここからの2組は、今回の「E.G.P.P.100」の見所だったと言っても良いでしょう。「E.G.P.P.100」の可憐な花、おもとなほさんと、まきおさん。今回は、おもとさんの、カーニバルの呼び込みで、一気におもとさんの世界に呼び込まれてしまいました。「お代は見てのお帰り?」。気分は遠いあの日の夕暮れ時。お家に帰ろか遊ぼうか、今日はカラスも鳴きませぬ。ピイーヒャラ、ピーヒャラと、かすかに聞こえる怪しい響き。「さぁ、カーニバルの始まり始まりだよ!。え?もう帰るのかい?、カーニバルはこれからだよ!」。おもとさんに誘われて百円玉を握りしめて「エイヤッ」とばかりに入ってしまった見せ物小屋。そこでは、「巻いて、巻いて……」のまきお太夫の大熱演。七色の光線が縦横に飛び交い、そこはもう先日の花園神社、酉の市の見せ物小屋のようでした。久々登場のまきおさん。今回は短歌の朗読はなかったものの、圧倒的なまきおパワーで観客をノックアウトしてしまいました。
 8組目はSUCUM2.1。爆音というよりは聴覚がおかしくなってしまう程の超ノイズ。しかし、耳が慣れてくると、何か、トリップしたかのように、妙に気持ち良くなってきました。これは推測なのですが、ひょっとすると、オカニワさんのドラミングが上手く計算されていたのかもしれません。
 オープンマイク、今年の大トリは、「E.G.P.P.100」お馴染みのコボリイチエンさん。今回は何とウクレレで、裕次郎ばりのBOUZパンクハワイアンラブソングを聴かせてくれました。コボリさんが歌い始めると、いみじくも会場からコボリさんの歌に合わせて大合唱がまき起こり、気分はもう「この広い野原いっぱい(歌森山良子)」状態でした。一足早いクリスマス。「34丁目の奇跡」というよりも「百人町の奇跡」。ああ、今夜の新大久保は何時にも増してとても暖かい一夜となりました。

今回も出演者の皆さんの熱演で、時間も押し気味。休息なしで、「E.G.P.P.100」では今年最後となるJUNさんのポエトリー・リーディングに突入しました。ボクとしては、今年1年、良くも悪くもJUNさんのポエトリー・リディングを聞き続けてきたという妙な感慨にふけった瞬間でもありました。来年はもっと深い所まで、感じられるようになれば良いなァ。
 そして、今年最後のゲストは国分寺エクスペリエンスのお2人。今回はアコースティックバージョンでしたが、電気を通して、ギターがすすり泣いていました。オープンマイクに登場したおちょこさんのすてきな歌声とマッチしたステージは、年の瀬(まだ少し早いけど)にふさわしい。暖かいライブとなりました。

サヨナラ2005年の「E.G.P.P.100」。STEP100まであと47回。今年の「E.G.P.P.100」は正に旬でありました。その模様はヒップス君達がしっかりビデオに納めてくれています。「E.G.P.P.100」2006年もまだまだ旬は続きます。是非1度!(担当:13号倉庫)。
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2005年11月11日

新大久保は…… 「E.G.P.P.100」 2005年11月4日

結局、10月は「E.G.P.P.100」の後、丸々1ヶ月、イベント、ライブの乱入はナシ。別に思う所があってそういう事になったわけでもないのですが、10月は完全に出不精になってしまいました。
 そんな感じで、満を持しての「E.G.P.P.100」。 STEP52「チキン・スープ・ブルース」(T.T.へ捧げる)。今回のテーマは「ビート」。さらに原点返りが達成できるのか?。この詩を捧げたT.T.とは故・高松貴久くんのことです。(電脳・風月堂掲示板より)
 実際の所、「ビート」に関しては朧気にしか解らないし、T・T(故・高松貴久氏)さんもボクは知りません。しかし、脈々と流れる時空の流れの中には、「ビート」の影響を感じられる物も数多くあるように思います。
 だけど60年代から70年代前半、それらはボクの住んでいた町まではストレートに伝わってこなかったのも事実です。例えば町のレコード店。プレスリーよりも平尾昌晃。ポップスといえば、ダニー飯田とパラダイスキング。石川進に坂本九、守屋浩で、ボクは泣いちっち。洋楽のレコードはほんの片隅に二列ぐらい。それもタンゴやルンバといったダンス用。しかし、運動会の万国旗はためく下で実際に踊っていたのはフォークダンス。それは、GSが登場してもしばらくは変わらず、深夜のモスクワ放送と同じように、必死にチューナーを合わせながら聞く「GoGoGo and Go's on!」糸居五郎さんのオールナイトニッポンまで続きました。それでも、イカしたポップスと言えば、タップリどっぷり漣健児。
 ボクの町では、まだまだ「ビート」には程遠いけれど、時代は少しずつ「ビート」の影響が色濃くなってきたのかもしれません。「生きていくのは僕たちだ」より「書を捨てよ、町へ出よう」。「007」より「イージライダー」。しかし、「エレキの若大将」の中の内田裕也に「ビート」を感じるというのは、余りにも頓珍漢?。
 あんな時代、そんな時代があったから、こんな今がある。「4ビート」から「8ビート」そして「ツービート」へ。現在は、何度目かのお笑いブームらしいけど、さてさて、今夜の「E.G.P.P.100」は如何に。

結論から言うと、今夜の「E.G.P.P.100」は水族館に場所を移してから、最高の「E.G.P.P.100」だったように思います。今回は、イベントのテーマ、出演者、そして演目のハーモニーが見事に合致して、一つの方向性が明瞭に提示されたように思います。それは多分、構成を充分に錬っても出来るかどうか解らない幸運のハプニング。まさに1+1が3にも4にもなる瞬間でした。

いつものように、オープニング、イントロはJUNさん。今夜のテーマでもあるビート詩、アレン・ギンズバーグの「吼える」を熱く詠み上げてくれました。まるでマシンガンのように吐き出される言葉のリズムが、何時にも増して心地良く、こういう言い方はおかしいのかもしれないのですが、ある意味、今夜のイベントは、自由なイベントであるという漠然とした制約を設定するかのようなリーディングでした。
 それを更に具体化したのが、トップバッターのやまさん。今回は演劇仕立ての設定で、現在から過去、そして近未来までを解りやすくフォローしてくれました。60年代の「ビート」から、やまさんの70年代、そして、現在を飛び越し2006年へと見事に繋がっている中に、ある意味を見い出させる案内係の設定ではないかと見るのは、うがった見方なのかも知れないのだけど、少なくても、やまさんのパフォーマンスそのものが、とても自由にボクの中に飛び込んで来たのは事実。3ヶ月連続でやまさんの歌を聞いているけれども、もっともっと聞いてみたい。やまさんの感動山脈はまだまだ続きそうです。
 2番バッッターはリバース・クラウンさん。今回は何と「あひるちゃんカンオープナー」をひっさげての登場です。舶来かどうかは解らないけれど、「缶をあけるときイラっときたら!」、これはとても便利な物らしい。
 そして3ヶ月連続出演のPARAさん。今夜は2編の朗読と小ネタを少々。特に最後の詩はPARAワールドの原点ともいえる内容だったように思います。何度も言いますが、自主映画関係者は是非、このPARAさんのパフォーマンスを見て欲しい。PARAさんのパフォーマンスは、もうひとつの映画、または、映画が描き切れない部分の映画といっても良いでしょう。今夜も素敵なPARAワールドの爆裂でした。
 ダルマ舎の平山さんは今回初めて聞かせていただきました。実はこの平山さんのパフォーマンスが今回の「E.G.P.P.100」のキーポイントだったように思います。平山さんの演目は「憧れのハワイ航路」。50年代から60年代へ。それは、石原裕次郎から加山雄三への流れといっても良いでしょう。ボクにとっては眩しい程のこの時代。しかし、その時代の足元をしっかりと聞かせてくれたのが今回の平山さんのリーディングでした。これでやっと「八月の濡れた砂」(71日活 監督:藤田敏八)に繋がりました。平山さん、ステキなヒント、ありがとうございました。
 オープンマイクも中盤から後半へ。ここで登場したのが3ヶ月ぶりのBOUZパンク、コボリイチエンさん。今回も説得力あるパフォーマンスで楽しませてくれました。それにしてもコボリサンの歌はどうしてこんなに心地良いのでしょう。ボクの中ではもう、完全にスタンダードですね。
 やまさんが「高橋よしあきさんの「ワカサキ」は良いぞ」と耳打ちしてくれたからではないのですが、初めて聞く、高橋よしあきさんの「カワサキ」はまさに絶品でした。高橋さんの川崎に対する想い。そこには愛憎いろいろあるのでしょうが、高橋さんの川崎を見つめる視点に多大なオリジナリティを感じました。この人の歌ももっと聞きたい。
 そしてオープンマイクの最後は、ねたのよいのNODDYさん。今夜はアコースティックでT・Tさんの曲を演奏してくれたのですが、NODDYさん、アコースティックでも大爆音。良いなァ、この感じ。

今夜のJUNさんの演目は、T・T・さんに捧げた「チキンスープのブルース」。T・Tさんの事は解らないけれど、T・TさんとJUNさんが同じ空気を吸っていた時間、空間(それはT・Tさんを知っている、知らないにかかわらず、同時代の時間、空間でもあるのだけれど)が色濃く出ていたパフォーマンスでした、それはJUNさん版「オーバー・ザ・レインボー(虹の彼方に)」だったのかも知れません。……心打つ作品でした。

今夜もステキなパフォーマンスが目白押し。そして、短い休憩の後、今夜のゲスト、ラナテカのナラカズヲさん(ひとりラナテカ)の登場となりました。ナラさんは数日後にインドに向かうそうで、この日はすでに「心はインド」というような雰囲気のライブでした。ビートとインドの融合というか、独特の雰囲気を醸し出したこの日のステージ。まさに幸運の産物とでも言うしかない、ステキな瞬間でした。今度は是非バンドでも聞いてみたいと思います。

次回は12月2日(金)Step53。テーマ:ビート・ジェネレーションその2/ビートニク・アゲイン! 。

「E.G.P.P.100」今が旬。しかし、その旬は瞬間の瞬かもしれません。その時に見ておかなければいけない物を見逃さないように……。是非!。(担当:13号倉庫)
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2005年10月13日

新大久保に…… 「E.G.P.P.100」 2005年10月7日

100回開催の折り返し、51回目の「F.G.P.P.100」。新大久保では早くも5回目の開催です。今回も充実した一夜となりましたが、大筋としては、新大久保「水族館」にほぼ錨を下ろしたような感じがしました。勿論、池袋時代とはカラーも多少違うのですが、その変貌もまた、「E.G.P.P.100」の魅力の一つなのかもしれません。新大久保での新たな絶頂期が始まる予感。ここ数回の「E.G.P.P.100」からはチョット目が離せないかもしれません。
 今回は、出演者の皆さんのパフォーマンスが完全にあるレベルを越えていて、エンターテインメントとしてもハイレベルだったように思います。凄いとか凄くないとか、そういう事ではなく、一見、そこにただ存在しているかのような極自然なパフォーマンスなのですが、全体としてはキラリとひかる宝物のようなステージでした。
 今夜もいつものようにJUNさんのMCでスタートです。今回はいつもより、チョットだけ静かなスタートだったように思いました。
 オープンマイクのトップバッターは先月に引き続いて出演のPARAさん。今回は二篇の詩を朗読してくれましたが、今夜のPARAさんはちょっと緊張気味のようでした。しかし、心情吐露のための情景描写ではなく、些細な情景のなかから心情が湧き出てくるようなPARAさん独特の情景描写は今回も健在でした。実は、PARAさんの情景描写は結構気に入っています。
 二番手は岡ちゃんことオカニワフミヒロさん。スカム2.1のベースの人はまだ現場復帰していないようですが、この日はドラムソロを披露してくれました。オカニワさんのドラムソロを聞くのは二回目ですが、今回はちょっと軽い感じでした。前回とは違った味のある、フィールドの広さを感じるドラムソロでした。
 三番目はハード&ソウル・フォークのやまさんです。先ずは映画「ロミオ&ジュリエット」のテーマ曲から入るという意表をつく展開で、一気に核心に入る流れは正に圧巻でした。やまさんの頭の先から足の先まで、全身から出るオーラのパワー。これはもう、理解とか、納得を越えた所の遙かなる感動山脈のようでした。ヤマさんは、もっと見てみたい、もっともっと聞きたい!。勿論、指を怪我しない程度にですが……。
 次はおもとなほさんの一人芝居。今回は動きは少なかったのですが、とても良いステージでした。今夜は映画学校の学生がJUNさんのドキュメンタリーを作るという事でカメラを回していたのですが、照明が入った分、ステージの雰囲気はかなり良好でした。おもとさんの表情がはっきり解るのもプラス要因だったのですが、今までに見たおもとさんのステージの中では一番良かったように思います。おもとさん、途中から7月のゲストだった一人芝居の、のんべさんのような大迫力でした。
 そして次は、「E.G.P.P.100」では初めて聞く、恋川春町さん。9月の上野で聞いた時よりも数倍の迫力でした。存在感のあるリーディングだったのですが、出来ればオリジナルが聞きたかったです。多分、これからも聞く機会があると思うので、ある意味楽しみです。
 オープンマイク、本日のトリは、マツイサトコさん。まるで、JBの司会者のように力の入ったJUNさんの紹介。「E.G.P.P.100が生んだ歌姫!、マ・ツ・イ・サ・ト・コ!」。待っていたのはJUNさんだけではないよ!。
 この人の歌は、英語の歌という事もあるのだけど、妙にアメリカっぽい。それもブルックリンあたりの裏町の感じがします(映画、ブルックリン最終出口=89年)。しかし、ハートはどうしても日本的で、そのアンバランスがとても面白いし、とても気に入っています。約8ヶ月ぶりに聞く歌声は、ちょっと声が出ていない感じがしましたが、今回はむしろMCというか、ジャマイカの話がとても良い話でステキでした。「E.G.P.P.100」の歌姫、マツイサトコさんの歌も、近い内にまた聞きたい所です。

 そして、いつものようにゲストの前に、JUNさんのリーディング。今回のテーマは「猫町/徘徊」です。結局今夜も1篇だけのリーディングでしたが、考えてみると、水族館の「E.G.P.P.100」ではJUNさんのリーディングをタップリと聞いていないようにも思います。多分、それだけ池袋では動員が少なかった(時間があった)という事なのかも知れませんが、たまにはタップリと聞いてみたいものです。とりあえず、今の「E.G.P.P.100」はそれなりに良いバランスなので、機会があれば、他の会場でのJUNさんを聞きに行く事にしましょう。

 JUNさんの後、いよいよゲストの登場なのですが、その前に「水族館」に来ていた花&フェノミナンのメンバーの方が1曲演奏してくれました。最初にボーカルの方が「○○党が……」とはにかみながらのMCがありました。この所、政治の話になると、皆どういう訳かマジメになって、重苦しい雰囲気になってしまう事が多かったので、少しホッとしたというか、とてもステキなMCでした。難しい意見を言いあう事よりも、今夜の花&フェノミナンの曲を聞けば一目瞭然なのですが、そのような瞬間に立ち会えた事は、本当に幸せでした。花&フェノミナン、今度はちゃんとした形で聞きにいきたいと思います。
 そして、いよいよ本日のゲスト、KARAMIの登場です。KARAMI、楽しかった!。「E.G.P.P.100」のゲストバンドは、ねたのよいにしても先月のYARZにしても、いつも聞き応え充分で、しっかりと充実感を与えてくれるバンドばかりなのですが、今回のKARAMIはそれに加えて、爽やかな余韻を残してくれました。ここ数週間の、何とも言えない無力感、閉塞感が一気に吹き飛ぶような演奏でした。民意なんてものが何処にあるのかは解らないけれど、世の中、まだまだ棄てたモノではありません。この時期にKARAMIを聞けたのは、実に絶妙なタイミングでした。

 本日も密度の濃い内容でしたが、帰りの雨もなんのその、今回も充実感いっぱい、そしてとても楽しめた一夜でした。
 次回は11月4日(金)。その時に見ておかなければいけない物を見逃さないように……。是非!。(担当:13号倉庫)
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2005年09月13日

新大久保では…… 「E.G.P.P.100」 2005年9月2日

「E.G.P.P.100」、今回は50回記念スペシャル開催でした。しかし、イチローではないのですが、50回はあくまで通過点。これからまだまだ続く訳で、その意味ではやっと折り返し点通過という所でしょう。それでも紅白の55回にはちょっと足りませんが、ニュー・イヤー・ロック・フェスティバルの32回よりは、はるかに多い。月1開催と年1開催を比較するのはおかしいと思うかも知れませんが、たった一人で5年以上もイベントを開催し続けるという事は、他の2つのイベントに匹敵する位のパワーが必要なのは自明な事ではないでしょうか。
 ボクは今年、池袋の終わりの方から参加させていただいていますが、このイベントの自由な雰囲気がとても気に入っています。スカム2000や水族館の雰囲気もあるのでしょうが、何と言ってもJUNさんを始め、出演者のパフォーマンスや演奏が凄い。聞き手としても半端な気持では見ていられません。ある意味、前身全霊を賭けてのガチンコ勝負。毎回、このとんでもない密度の濃さも、たまらない魅力の一つなのです。
 50回と言う事で、過去にはどんな方々が出演されたのかはちょっと気になる所ではありますが、そんな疑問は見事100回開催を達成した折にでも気が向けば……。という事で、今回も、いつものように、パフォーマンスが未来に向かって繋がっていけばそれで良いと思います。
 今回の水族館は、開始前から20数名の入場で今にもヒートアップ寸前という感じでした。勿論、いつも出ている人や初めて参加する人もいるわけですが、この初参加の人が一体何をするのかという事を想像するのもこのイベントの楽しみの一つです。
 今日もまた、JUNさんのMCでスタート。50回記念という事で予想通り、「風月堂の詩」からのスタートです。この詩はもう何度も聞いているのですが、何回聞いても新しい感覚で聞ける、とても大好きな詩の一つです。
 最初から多少飛ばし気味?、でオープン・マイクに突入。実はこの2ヶ月程のE.G.P.P.100.では、音楽系の方々の参加が目立っていたのですが、今回は詩人の方々もパワフルな展開で、久々にバラエティに富んだオープンマイクになったように思います。
 トップバッターは、ポエマーさん。初参加の初々しさが印象的でした。実はこの初々しさというのも、このイベントの魅力の一つです。
 続いてPARAさん。彼とはよくインディーズ上映会で会ったり、すれ違ったりするのだけど、今回はそれらの上映作品などでは表現されなかったディープな部分をPARAさん独特のオリジナリティでぶつけて来たような感じがしました。まるで映画のようなパフォーマンス。PARAさんのパフォーマンスはインディーズ監督は是非見ておいた方が良いと思いました。
 3番目は、やまさん。おやじハードフォークというか、フォークソウルというか、やまさんのうたはとても熱い。目を閉じて聞いていると、自分の中でも熱い物がこみ上げてきました。熱唱、熱唱、また熱唱。今回のオープンマイクのハイライトの一つだったと思います。しかし、ギターの弦をぶった切るコボリさんといい、曼珠沙華指のやまさんといい、E.G.P.P.100.のシンガーはどうしてこんなに熱いのでしょう?。
 次はbambiさん。スケールの大きな詩と朗読のバランスがとても心地よい気持にさせてくれます。これもbambiさんの生き様が熱く噴出しているからなのでしょう。この日は本当に熱いパフォーマンスが続きます。
 ギターとポエトリーリーディングのジャムセッション、リバースクラウンさんのパフォーマンスは、ちょっとおしゃれな感じでした。ギターの音が少し大きかったような感じでしたが、女性のポエトリーリディングのパフォーマンスもなかなかのものでした。
 アカペラをバッチリ決めてくれた、飛び入り参加の韮崎タミ江さん。歌うように語る、語るように歌う。天井桟敷や状況劇場などの演劇空間を彷彿させてくれる瞬間でした。
 オープンマイクの最後はケイイチさんの口琴。その不思議な音色は、何とも言えない心地よさを醸し出していました。ちょっと驚いたのは、世界各地にいろいろな口琴があると言うこと。演奏方法は唇を使ったり歯を使ったりと様々ですが、その地方ならではの独特の音が出るのがとても面白く、勉強になりました。
 ゲスト登場の前にJUNさんのパフォーマンス。今回は、「世界の中心で終末を叫ぶ!(セカシュー)」。今回はこの1篇だけでしたが、50回記念なのですからもう少し聞きたかったと言ったら、ヨイショになるのでしょうか?。

 そして今夜のゲスト、1組目はYARZ。音が出た瞬間から何故か目頭が熱くなってきました。アケトの名前は覚えています。しかし当時は聞きに行ったことはありませんでした。もしも、あの当時聞いていたのなら今回はこんな気持にはならなかったかも知れません。おそらくYARZの音は生きている音だったのでしょう。2005年の正に今を生きている音。それは数十年の時の流れをたっぷりと含んだ音でした。熱いロックのメラメラと燃え上がる炎は青い炎となり、そして今も光り輝く……。正に至福の瞬間でした。
 2組目は、「水族館」第1回目のゲストだった、ねたのよい。今回は2度目という事もあり、とても聞き易かったように思います。このバンドも熱いロックの炎を感じるバンドです。
 オープンマイク、そして2組のゲストと、今日は「水族館」が野音になったような、50回記念にふさわしい1日だったように思います。「E.G.P.P.100.」は毎回がスペシャル。もちろん、良い時も悪いときもありますが、その浮き沈みもまた「E.G.P.P.100.」的にはスペシャルなのかもしれません。
 次回は10月7日。折り返し点を過ぎて、100回を目指す、記念すべき第1歩です。是非!。(担当:13号倉庫)
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2005年09月08日

ウエノ・ポエトリカン・ジャム3 2005年9月4日

伝説のイベント、ウエノ・ポエトリカン・ジャム3に行って来ました。出演者総勢80名、約8時間にわたる詩の祭典。大体、ボクが詩の祭典に行くなどという事はおそらく数年前までは考えられなかった事なのですが、新しいジャンル開拓の意味もあって乱入参戦してきました。もっとも、ポエトリー・リーディング自体は、今年からほぼ毎月お邪魔している、フーゲツのJUNさん主催E.G.P.P.100.で、その下地はあったのですが、一挙に80名もの詩人の方々のポエトリー・リーディングが聞けるという事で、大体の状況は、朧気ながら把握出来たような感じがします。
 今回、全国から集まった方々のパフォーマンスからは山ほどのパワーを戴いたように思います。しかし、その分素人故の疑問もたくさん噴出しました。今回はいろいろな制約もあり、あまり自由なイベントではなさそうでしたが、詩と朗読の問題、それに付随するステージングの問題はかなり大きな問題として残りました。
 簡単に言ってしまえば、詩は詩集を読めば済む事なのかも知れません。それがポエトリー・リーディングになった時、そこには、作品を見せる、聞かせるという新しい展開が出来るように思います。朗読の上手下手、動き、さらにはバックの映像、音楽など、観客に伝えるという事を考えれば、むしろそれなりの芸は必要になって来る訳で、そうすると、紙上に書かれた詩とは、かけはなれた物になってしまうような感じがしました。勿論、最初からパフォーマンスを計算して作品を作られる詩人の方もいるでしょう。もっとも、今回はバックの音楽などは無く、朗読1本という形でしたが、それでも朗読の上手下手はかなりあったように思います。もちろん、作家自身の朗読なので、それなりの意味はあるのでしょうが、観客に見せる、聞かせるという事を考えた場合、もっと、もっと自由なステージングであっても良かったのではないかと思います。
 また、主催者側のシステムにも疑問を感じました。ボクの勘違いだったらご免なさいなのですが、今回は持ち時間の制限があったようで、約3分の1ぐらいの詩人の作品が最後まで聞く事が出来ませんでした。今回の催しは、コンテストではないし、ある意味、各地の予選を勝ち抜いて来た方々なのですから、やはり最後まで聞きたかったし、主催者側には、それなりの敬意があっても良かったように思います。ダサイ鶏の鳴き声なんかで制止するべきではなかった。その辺は事前の打ち合わせで短い詩にしてもらうとか、何とかならなかったのでしょうか。
 それと一般出演者とゲスト(らしい)出演者の区別は歴然とあったものの、チラシ上ではほぼ同列の扱いでした。バックステージの事情は良く解りませんが、このようなチラシは、観客に妙な誤解を与えかねないチラシのようにも思われます。実際に、詩ではなく、お笑いネタや妙な演説や講演をしたように思われる出演者(ゲスト?)の方もいたように思います。それも、ポエトリー・リーディングなのかどうかはボクには解りませんでしたが……。
 全体としては、主催者側の不手際が目立つイベントではありましたが、8時間充分に楽しめたイベントだったと思います。ただ、スムーズな進行を重視するあまり、出演者に対する配慮が欠けているのが妙に見え見えだったのが残念でした。
 今回は、ある意味、出演者のパワーに救われたイベントだったように思います。主催者側も大変だったのでしょうが、次回はもっと自由で暖かいイベントになって欲しいと思いました。観客は、8時間流動的でしたが約600名程だったと思います。

*サブステージの美人寿司とストリップ・ダンス。今回の色物という所ですが、その自由さにおいて、凄く面白かったと思います。(担当:犬 大太)
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2005年08月10日

新大久保の… 「E.G.P.P.100」 2005年8月5日

8月の「E.G.P.P.100」。うだるような熱さの中、個人的には、板橋から新大久保まで、徒歩2時間30分を切れなかったのがちょっと残念でした。
 新大久保の「E.G.P.P.100」も今回で3回目。毎回毎回、新しい発見が続いています。それは、ゲストを含めた出演者の方々のパフォーマンスが素晴らしいという事が大きいのですが、それを許容する「E.G.P.P.100」の神経の行き届いたいい加減さというか、懐の広さが素敵なパフォーマンスを呼び込んでいるような感じがしています。
 今月の「E.G.P.P.100」も見所充分でした。先ずはゲストの、リトルキヨシトミニマム!gank!でスタートです。のっけからハードな歌詞でテンションは急上昇。ただし、ダブルブッキングのため、演奏は2曲のみでしたが、それでも、一発で機会があれば何処かで聞いてみたいバンドの一つとなりました。
 続いて、JUNさんのオープニング。今月は「精霊のうた(イカロ)」という事で、今回も気持の良いリーディングを聞かせてもらいました。この熱さの中、呼び出される精霊たちも大変だったと思いますが、ライブバー水族館のひんやりとした空間の中、ステージ後ろの水槽の中のカメが突然ジタバタと泳ぎだしたので、恐らく、精霊達もどうやら降りて来ていたようです(この流れはジュテさんのリーディングに続きます)。
 オープン・マイクのトップは、ガンジーさんのサックスソロ。金管楽器系はあまり好みではないのですが、聞いているうちに、ふと思い出したのが昔の日活映画です。それもディープなハードボイルド系の作品。そう言えば、河野典生原作の「狂熱の季節」なんて映画もあったっけ。程良く盛り上がった所で、JUNさんのリーディングが乱入して、更なる盛り上がりとなりました。今月も予想以上のハードな展開となる予感がひしひしと感じられる一場面でした。
 2番手は岩井充さん。5月の池袋ラスト・デイの熱演は今でも鮮明に思い出されます。岩井さん独特のリズムによるリーディングは結構気に入っています。今回は水族館初登場という所ですが、入れ物が変わっても、岩井節は健在でした。
 そして、ジュテさん。先月はジュテーム北村さん(お名前を間違えて失礼いたしました。先月のレポートは既に修正済です)として控えめでしたが、今月は力強いリーディングを聞かせてくれました。JUNさんが降ろした精霊(?)を、「カメ、泳げ!」の一言で、まるで精霊使いのように振る舞う様は、今月の見所の一つでもありました。ジュテさんのリーディングも、機会があれば、もっともっと聞く事になりそうです。
 前半の最後は一人芝居のおもとなほさん。前回にも増して、解りやすいスチュエーションからの鋭い言葉がグサリと突き刺さります。ただ、台本をファースト・フードのトイレに忘れて来たという事で、構成的にはもう一つの感じがしないでも無かったのですが、ネタ的にはもっともっと面白くなるようにも思います。台本を忘れてきた事も含めて(これは結構良いポイントになるかもしれない)、再演を熱烈に希望したいと思います。

 ここでしばしの休憩。しかし、前半戦のパフォーマンスに圧倒されたのか、BGMの記憶が定かではありません。多分、今月もテーマによる選曲だったと思うのですが……。

 後半は、岡ちゃん&かとうたかのりさんのハードパンク?、SCUM2.1からのスタートです。先月、心地よいドラムソロを聞かせてくれた、岡ちゃんこと、オカニワフミヒロさんのユニット(で良いのかな?)。約10分に約12曲程演奏されたようですが、その凝縮されたドラミングは結構楽しめました。さらに、後ろ向きのギタリスト、かとうさんの飛び込んでくるようなギターもスリリングで面白く感じました。ちょっと歌詞が聞き取りにくかったのは残念ですが、また、機会があれば、聞きたいユニットでした。
 そして、オープン・マイクのラストは、自ら浅草系と名乗る、はらいそさんのライブ。どちらかというと、爽やかな感じで、従来の浅草的な泥臭さはあまり感じなかったのですが、それでも、はらいそさんの背後には、川田晴久が控えているような感じがしました。川田晴久のあきれたボーイズは、60年以上も前に、ポパイなどのネタをやっていたグループなのですが、はらいそさんの、唄入りベンチャーズも、しっかりその延長線上にあるように思いました。この人も機会があれば、たっぷりと聞いてみたいと思います。

 そして、いよいよ2組目のゲスト、本日の大トリ、BOUZパンクのコボリイチエンさんの登場です。あれは今年の1月、自分が最初にE.G.P.P.に触れた池袋の出来事でした。一人一人のパフォーマーのヘビーな自己主張に圧倒された不思議な空間に戸惑いながらも、何となく気分が高揚して行く中、何とも言えない爽やかさと共に登場したのが、コボリイチエンさんでした。しかし、コボリさんのステージを見た方なら解ると思いますが、演奏が始まった瞬間、椅子から転げ落ちる程の衝撃を受けてしまいました。一般的には過激という範疇に入るのかも知れませんが、聞き込んで行くと、心が安らいでいくような不思議なライブでした。
 そして、水族館。電気ギターに持ち替えたコボリさんのステージは、さらにパワーアップ。たっぷり聞きたいと思っていた矢先のゲスト出演でした。今回は初めて聞く曲も多々あったのですが。そのどれもが不思議な説得力に満ちあふれていて、思わず、イチエン和尚の説教をきいているような、そんな感じのステージでした。正にBOUZパンクの面目躍如という所なのですが、基本的にはラブソングの人のような感じがしたのは、新たな発見です。勿論、ラブソングにもいろいろあるわけで、一筋縄ではいかない所が本当に面白いと思います。
 8月、じりじりと暑い夏。広島、長崎、終戦記念日、お盆という絶妙なタイミングでもあり、今回のステージは、BOUZパンカー、コボリイチエンさんの魅力全開のステージだったように思います。
 来年の事を言うと鬼が笑うと言いますが、06年の8月も、出来ればコボリさんの唄をタップリと聞きたいものです。

 今月も、刺激満載だった、E.G.P.P.100。演じる人も、見る人も、正真正銘、今が旬!。次回開催は9月2日。夏の終わりか、秋の始まりか、微妙な時期の開催となります。是非、ご乱入、一見の程!。(担当:13号倉庫)
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2005年07月06日

新大久保で… 「E.G.P.P.100」 2005年7月1日

 7月の「E.G.P.P.100」。梅雨時真っ直中、小雨降る昼下がり、新大久保へ向かいました。新大久保までの所用時間は、今回が2度目という事もあって、まだまだアバウトです。自宅からは2足歩行でおよそ2時間半という事なのですが、ついついあちこち寄り道していくと、それなりに到着時間は微妙になってしまいます。もっとも今回は新宿に用事があったので、かなり時間に余裕を持たせたのですが、その分、ちょっとばかり時間を持て余し、戸山公園辺りでそれなりに時間を潰しました(ブログ版「空を見上げて思うこと」参照)。それでも「水族館」には早めに到着したのですが、実は、オープニング前の「E.G.P.P.100」のゆったりとした時間もそれなりに面白い時間帯なのです。エントリーされた方々の微妙な緊張感、開演に向けてのJUNさんの動き等、一人一人の雰囲気が、実は「E.G.P.P.100」そのものなのかもしれません。
 今回のテーマは「生きるためのうた! ここは天使の都(クランテープ)だ!(タイ好き集合!)」。しかし、これは、大枠のテーマであり、オープンマイクの方々はテーマに関係なく、いつものようにフリーエントリーです。
 今夜も午後7時半を回って、いつものようにJUNさんのMCからスタート。圧巻は、パーカッションの春田さんとの「天使の都クランテープ・思い出のチャン(象)」でした。お互いの間合いを測る微妙な緊張感が、無限大の感動を呼んで、今日も最初から、かなり濃いイベントになりそうな予感がしました。
 そして、その予感はオープンマイクに突入して、見事に的中したようです。日本3大けんじ(宮沢賢治、宮本顕治、Wけんじ)の一人、宮沢賢治の詩を詠んだ、夏野雨さん。ドラムソロのオカニワヒロフミさん。今回は電気ギターで登場のBOUZパンク、コボリイチエンさん。予想以上の盛り上がりを見せた、おもとなほさんの一人芝居。楠木菊花さん、ジュテーム北村さんのリーディングも、実は、もっと、もっと聞きたい所です。それにしても、この酸欠状態の充実感は、一体何だったのでしょう……。
 それは、池袋E.G.P.P.でも確かにあったはずです。しかし、新大久保、2回目にしてこの展開。場所と曜日が違うと、こうも違うものなのでしょうか?。
 合間に流れる、タイ・ミュージックの心地良さに多少は救われたものの、ゲスト2組を残して、ほぼ、体力は使い果たしてしまったようです。ああ……。
 ゲストのトップバッターは、一人芝居の、のんべさん。実は、こういう芝居を見たかったのです。髪の毛から、つま先まで、計算されつくした演技力。その存在感は見事としか言いようがありません。あっという間に、のんべワールドに引き込まれてしまいました。この、凄さまじいパワーに対抗する為には、もう、体力がどうのこうの等といっている場合ではありません。
 そして、本日のトリは、M.C.P(ミッド・カンブリアン・ピリオッド)です。女装の牛ちゃんさんのMCが2丁目の雰囲気バンバンで楽しく、演奏が始まると、今度はその音楽に圧倒されます。牛ちゃんさんと女性ボーカルの絡みも心地よく(何か、変な雰囲気です)、それに、鳴きのギター(凄くいい感じです)が絡んでくると、これはもう、乗るしかないでしょう。
 気が付いてみると、時計の針はもう11時。「E.G.P.P.100」、新大久保2回目にして、今回は、異様なまでに密度の濃い一夜となりました。
 次回は8月4日(金)。当分の間、「E.G.P.P.100」からは眼を離せません。「E.G.P.P.100」今が旬。是非、新大久保で……。(担当:13号倉庫)
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2005年06月22日

詩のLow読と劇「お地蔵さまとボク」という宴 2005年6月18日

 何の予備知識もなく、たまたま目の前に出現した、興行やイベントのたぐいに乱入してしまう事がある。そういう時は、大抵、見事なまでに失敗する事が多い。それは、失敗というよりも、自分に合わない出し物だったとでも言うべきだろうか。もちろん、それはそれで、自分のその時点での好き嫌いの物差しになるので、必要な事なのだろうと思う。
 今回の、詩のLow読と劇「お地蔵さまとボク」という宴(詩、構成、出演=溝上数彦)も、自分にとっては失敗だった。今回は、詩の朗読と劇、という事だったので、果たして、この2つがどのように絡んで行くのかという事に興味があったのだが、今回は、劇よりも詩の朗読の方に主体があったように思う。もちろん、そこに物語があった事は解るが、果たして、それが劇的であったのかどうかは、かなり疑問である。
 構成としては、主人公が、お地蔵さまに自作の詩を延々とリーディングするという、ある種の自問自答による確認作業と、そこからの新たな旅立ちという所だろうか。もちろん、その構成は成立するのだが、それはあくまでも主人公=作者の個人的な範囲内を越えるものではなかったように思う。つまり、作者は、この朗読劇で何をアピールしたかったのか?。自分には、そこがもう一つ伝わって来なかった。ただ単に、一皮むけた(自立)という事ならば、その構成はあまりにも単純であると言わざるおえない。
 連作の詩も、ほとんどが内向的な詩であり、そのような詩を好む人もいる事はいるのだろうが、自分としては、残念ながら共感は出来なかった。
 当日の観客は約20名。会場の雰囲気は悪くなかったが、今回は多少、芸術という雰囲気がハナについた。うーん、やはり、芸術は難しい。(担当:犬 大太)
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2005年06月08日

新大久保から… 「E.G.P.P.100」 2005年6月3日

 早いもので、ブルートレインあさかぜ号が池袋を発って2週間。あさかぜ号から万景峰号、そしてイエローサブマリンに乗り換えたのかどうかは定かではありませんが、「E.G.P.P.100」は新大久保「水族館」に、どうやら無事にたどり着いたようです。
 「E.G.P.P.100」の新たなる開幕。場所が変われば雰囲気も変わってしまうのは当然の事で、楽しみ半分、不安半分で新大久保のライブバー「水族館」にかけつけました。ライブバーというか、このような場所に乱入したのは、ほぼ25年振り。確か、渋谷のクロコダイル。チー坊&ベイサイド・ストリート・バンド以来の事ではないでしょうか。昔(大昔)はこういう場所にもちょくちょく行っていたのですが、本当に久しぶりなので、しばらくの間は自分のリズムがつかめませんでした。
 午後7時半、JUNさんのMCから、予想的中!「風月堂の詩」で、「E.G.P.P.100」の幕が開きました。確かに、「水族館」と「スカム2000」では会場の雰囲気は微妙に違うのですが、それでも「スカム2000」とは違った想いが、すんなりとわいてきました。勿論、それはそれで面白く、スカムでも見たたことのある、おもとなおさんの一人芝居や、小堀さんのパンク・フォークも「水族館」の雰囲気にはまっているというか、むしろ「水族館」を背景にしてのパフォーマンスで、更なる存在感が伝わってきたように思います。短歌のまきおさん、自己紹介のシンジョウさんも同じように「水族館」雰囲気をバックに引きつけての大熱演。急遽決まったガンジーさんと春田さんの即興演奏も同様に密度の濃い時間でした。確かに、エントリーされた方は少なかったのですが、「スカム2000」同様、じっくりとパフォーマンスを味わえたのは今回も大きな収穫でした。
 そして今回は、新しい「E.G.P.P.100」のオープニングという事もあったのでしょか、強力なゲストが2組。
 ホイト芸の黒田オサムさん。JUNサンのブログで、その凄さは充分承知していましたが、実際に見せていただくと、只々、圧巻としか言いようがありませんでした。この揺るぎない存在感。まるで横町の陰に隠れて、じっとその状況を見つめているような、そんな息を飲むような大迫力でした。更に、バックを務めた、春田さんのドラム、ガンジーさんの朝鮮笛、それにねたのよいのギターさんの熱演が、何とも言えない空間を創り上げていて、それは正しく、唯一無二の空間でした。本当に良いものを見せていただいたと思います。
 そして、トリは、ねたのよい。今夜は4人編成になって最初の演奏だったらしいのですが、ノンストップ約60分の演奏は圧巻でした。そういえば、「ロックは売れない」と言われていた頃、ガラガラの野音で見たコンサート。出演バンドも観客も、盛り上がるでもなく、期待する訳でもなく、ただ、ボーッと時間が流れていったライブだったのですが、案外、そんな時の音が今でもずーっと、頭にこびり着いています。今、思い返せば、正にロックの王道のようなコンサートだったのですが、やはり良い物は良いという事なのでしょう。今夜のねたのよいは、その時を思い出させるような演奏でした。良いバンドの音はいつまでも、いつまでも心に残ります。
 新大久保での再々スタートから、新しい盛り上がりを見せた「E.G.P.P.100」。折しも戦後60年の喧騒の中で、更なる伝説が誕生する予感。東京100夜物語、「E.G.P.P.100」に触れるには、今が絶好のタイミングです。
 次回は7月1日(金)。真夏の夜の「E.G.P.P.100」。新大久保、ライブバー「水族館」。ぜひ一度!。(担当:13号倉庫)
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2005年05月15日

「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」 5月14日

05年に入ってからの数ヶ月、約20年ぶりに無職となり、久々に飛び回って体験した映画、イヴェントなどの中で、確実に毎回クォリティの高さで楽しませてくれたのは、池袋スカム2000の「シネマ、キャバレー」と「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」(以下、池袋E.G.P.P.)でした。しかし、今回をもって池袋でのE.G.P.P.は最終回となりました。この数ヶ月、パフォーマー、観客とも、かなり少ない状態でしたが、毎回、会場での熱い雰囲気は、最後まで変わりませんでした。今回は、パフォーマー3名、観客3名という正に1対1のガチンコ勝負状態。主催のフーゲツのJUNさん、岩井充さん、Kouさん。いずれも熱いパフォーマンスで気がついてみれば、ここ数回で最も密度の濃い1日だったように思います。
 今回もJUNさんのオープニングに続いて、岩井さん、そしてKouさんのリーディング。Kouさんは多分始めて聞かせてもらったと思うのですが、携帯詩とでも言うのか、携帯電話を持ってのパフォーマンス。携帯の中に自作詩が入っているのか、言葉を検索しての即興詩なのかは解りませんでしたが、パフォーマンスとしても、とても面白かったと思います。リーデイング終了後、Kouさんは、次に用事があるようで、途中退座。その後はJUNさんと岩井さんのツーマン・ライブとなりました。このあたりから会場は、更にヒート・アップ。めらめらと燃えるような雰囲気がスカム2000を包みました。それは、JUNさんと岩井サンの観客を巻き込んでの、キラリと光るポエトリー・バトルでした。
 このような密度の濃いイベントに立ち会える事はそうある事ではありません。あれはもう、20数年前の事です。中野プランBのマルセ太郎さんのイベント。マルセさんが永六輔さんに発見される前、友人がしきりに勧めてくれました。あの時も観客は5〜6人でした。マルセさんの出し物は、スクリーンのない映画館より、「泥の河」。とても密度の濃いパフォーマンスで、マルセさんを堪能した瞬間でした。あの日の事は、今でも時々思い出します。そして今日も、その時に匹敵するようなE.G.P.P.のツーマンショウでした。こういう瞬間では、客というものは実に勝手なものです。ほとんど「もっと見せろ」、「もっと聞かせろ」状態で、暗黙のうちにパフォーマーとの熱い火花が飛び交います。汗だくの岩井さんの熱演。ここ数回の岩井さんのベストパフォーマンスでした。そして、JUNさんのギター弾き語りまで飛び出して、会場は熱い熱気で爆発寸前です。まさに、ブルートレイン「あさかぜ」のラスト・ランにも似た池袋最終E.G.P.P.。勿体ない。実に勿体ない。しかし、伝説というのは所詮こういうものなのかもしれません。
 午後10時、ブルートレイン「E.G.P.P.」号は、次の目的地に向かって静かに池袋を後にしました。到着先、大久保ライブバー「水族館」では、どんなパフォーマンスが待っているのでしょうか。
 JUNさん、とりあえずお疲れ様でした。そして、大久保でも更なる伝説を!。次回、「E.G.P.P.100」は6月3日(金)大久保、ライブバー「水族館」で新しいスタートです。必見!。(担当:13号倉庫)
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2005年05月06日

「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」 4月2日

 「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」もいよいよ残り2回。このイベントは毎回新たな感慨を与えてくれるイベントである。今回は今までの4回の中では一番少ない出演者ではあったが、いつもと同じように熱いリーディングが続いた。4回目という事もあって多少聞き慣れてきたのかも知れないが、一つ一つの言葉がダイレクトに飛び込んでくる息の抜けない緊迫感。それはライブならではの面白さなのかもしれないが、今回もまた、刺激的な盛り上がりを見せてくれた。
 しかし、今回のハイライトは、何と言ってもその時間の流れだったのではないだろうか?。今回は出演者が少なかったのでかなり時間が余ってしまったのだが、実は、そのゆるーい展開が何とも言えない心地よい時間帯でもあったのだ。これは、主催者のフーゲツのJUNさんのお人柄に加えて、出演者の皆さん、それに、スカム2000のあの空間が見事に重なりあって出来た、正に「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」ならではの時間の流れだったのかもしれない。
 土曜の夜。桜はあと数日で満開になるだろう。それまでのワクワクするような時間。「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」は残りあと1回。演じる人も見る人も、この不思議なイベントを是非!。
*次回は5月14日。詳細は電脳・風月堂のHPで。(担当:13号倉庫)    
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「芸術キャバレー 3月19日」

 池袋、スカム2000で毎月行われている「芸術キャバレー」へ。毎回チェックはしていたのですが、今回が初見参となりました。こういう初めての催し物は巧く乗れるかどうかが問題なのですが、今回は「芸術」と言うことで、多少戸惑いました。昔から娯楽、エンターテインメント的な見方しか出来ないので、今回の「芸術」は多少敷居が高かったのかもしれません。
 今回の演目(と言ってしまっては、パフォーマーの皆さんに失礼なのかもしれません。何せ、芸術ですから)は映像、舞踏、音楽、パフォーマンス等。
 どれも迫真の表現なのですが、こちらに伝わってこないのは何故でしょう?。もちろん、初めての事なので、コチラのアプローチが至らない事もあるのですが、今回の演目はどうも、演者の内に向かって行く表現だったような感じがします。そう言う意味では、観客はあまり必要ないのかもしれません。
 その中で唯一興味が持てたのは、taiko uchi踏み足の林りんごさん。彼の太鼓の音色は否応無しに外に向かって響きわたります。4月24日、6月26日とパフォーマンスがあるので、興味のある方はどうぞ(HP=http://alguel.net)。(担当:犬 大太)
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「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」 3月5日

 夜、「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」へ。今回で3か月連続の乱入。個人的には毎回良い意味での不思議な疑問が沸いてくるイベントです。その疑問は今後の宿題にして、今回は前回以上にパフォーマーの主張がビシビシ伝わってくる、密度の濃い時間でした。自分の聞き方も多少慣れてきたのでしょうが、今回はパフォーマーのよりディープな感性の入り口付近までには近づけたような充実感がありました。パフォーマーそれぞれの表現方法。当たり前の事ですが、内向することなく、外に向かって発信されるオンリーワンの主義主張。技術的な事とか、上手下手はよく解りませんが、そんな事ではなく、パフォーマー一人一人の人間性がビシビシ伝わってくる会でした。
 森を見ている人はそれを構成する1本の木々まで見通す事が出来るのだろうか?。木を見ている人は、その森の大きさを理解出来るのだろうか?。勿論、それは、お互いに努力しなければ出来ない事。
 一人のパフォーマーが未来、過去、世界を駆けめぐる。そしてアチェへ。それは池袋から4畳半のアパートへと連なってゆく。そして今度は4畳半からの逆流でアチェへ。皆ではなく、一人一人から発信される各自の問題意識。今、何かが少しづつ動き出そうとする予感。
 毎月第一土曜日、池袋の夜。いつの間にか始まるオープン・マイク。残念ながら、残す所4、5月の2ヶ月となりました。「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」パフォーマンスする人も、しない人も「見ておきなはれ」。(担当:13号倉庫)
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「IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK」 2月5日

 IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK(池袋スカム2000)、先月に続いての参戦。先月の不思議な空間は今月も健在だった。もっとも今回は開始時間を過ぎても主催のフーゲツのJUNさん、バンドマンの方、それに13号と友人のTさんの4人しかいない。一体どうなる事やらと思っていたら、後から一人、また一人と入ってきてそれなりの雰囲気に。普通は人が多いほど会場の雰囲気が盛り上がるのだけれど、このイベントは少し違う。結局はパフォーマーと聴衆の1体1の対決。そのような密度の濃い空間のように思える。それだけ、パフォーマーのパワーが凄いのだ。それを面白いと思えるかどうかはそこにいる人次第ではあるが、前回も今回もパフォーマーの熱い魂は確実にその場の一人一人に伝わっているのではないだろうか。もし、そうだとすると、この空間は、凄い空間であると同時にステキな空間である。
 密度が濃いという事は、それだけ充実しているという事で、それはある意味、かなり体力を必要とする事でもあるのだけれど、こういうイベントの後の疲労感というのは、何とも言えない心地よさを感じるものである。それは、ひょっとすると明日のパワーの源になるかも知れない。
 一人一人のパフォーマーのパワーが炸裂する真冬の熱帯夜、IKEBUKURO EAST GATE POETRY PARK。それは正に、現在、2005年のパワーなのである。
 次回、3月5日(土)、是非チェックして欲しい。(担当:13号倉庫)
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