2008年06月18日

夢月亭清麿企画・連続講座「物語・落語現代史」その1 2008年5月9日

夢月亭清麿師匠企画による、連続講座「物語・落語現代史」に行ってきました。この企画は、昭和初期から現代までの落語界の変遷を1年、12回に分け、語り尽くすという、ある意味では無謀とも思える企画です。反面、現代に足りない何かがそこにありそうな、そんな予感をさせるに十分な落語会でした。
 ちょっと大げさに言うと、竹中労さんの未完に終わった「日本映画縦断」の落語版とも言える、壮大な企画です。
 夢月亭清麿師匠の落語は、2年ほど前に行われた、ひとり会に行ったことがあります。その時は自分の思ってた落語とは違っていたので、かなりの違和感がありました。それから時も流れ、ある意味、何でもありという状況を思うと、清麿師匠の面白さが少しは理解できるのではないかと思い、今回の参戦となりました。
 ひとり会での印象としては、落語家というよりも、インテリ評論家という感じで、全然笑うどころではなかったのですが、それも落語のジャンルと思えば全然オーケー。むしろ、新作落語という分類のなかでは、評論落語や解説落語(落語評論、落語解説ではない)というジャンルもあっても良いんじゃないでしょうか?。

今回の清麿師匠の口座は、昭和4年から10年にかけての落語状況や協会設立、スーパースター柳家金五楼さんの落語界での位置など、聞き所満載の1時間でした。特に、現代の基礎となる協会設立の周辺事情、吉本興業の関東進出などは聞き応え十分。案外忘れがちな、太平洋戦争突入前の古き良き時代にスポットを当てた「つかみ」は見事でした。
 後半は、今岡謙太郎さんとの解説を含めた対談でしたが、第1回目ということもあり、打ち合わせが上手くいってなかったのか、異論、傍論が続出。それはそれで、面白かったのですが、その辺はもう少し整理して、対談して欲しかったようにも思います。
 対談終了後の観客との質疑応答も、なかなかディープな観客が多かったようで、かなり突っ込んだ時間で、充実していました。

夢月亭清麿企画・連続講座「物語・落語現代史」は毎月1回、全12回行われる予定です。2回目以降も興味あるラインナップが並んでいます。本当は毎回聞きたいところですが、とりあえず、興味ある回にはスケジュールが合えば、なるべく参加したいと思いました。(担当:13号倉庫)
posted by 13号倉庫 at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。