作品的にはまだまだ修正もあり、公開までにはもう少し時間がかかりそうなので、詳しくは触れませんが、シネマドックらしい作品です。やはりストーリーがしっかりした作品はそれだけでぐいぐいと引き込まれます。そこがシネマドックの持ち味の一つなのですが、「愛鍵」もその辺は万全でした。監督の演出も手堅く、見せ場をしっかりと把握しているので、効果的でした。勿論、いろいろと修正する箇所はあると思いますが、公開が楽しみな1本です。(担当:13号倉庫)
2006年02月23日
2006年2月8日 太田 宏監督 「愛鍵」試写会
シネマドック、太田宏監督の新作「愛鍵」の試写会にお邪魔しました。「愛鍵」は本来は昨年公開の予定だったとか。まだ試写の段階でこれから変更などもあるらしいとの事でした。当日は関係者の方を中心に約30名の観客でした。
作品的にはまだまだ修正もあり、公開までにはもう少し時間がかかりそうなので、詳しくは触れませんが、シネマドックらしい作品です。やはりストーリーがしっかりした作品はそれだけでぐいぐいと引き込まれます。そこがシネマドックの持ち味の一つなのですが、「愛鍵」もその辺は万全でした。監督の演出も手堅く、見せ場をしっかりと把握しているので、効果的でした。勿論、いろいろと修正する箇所はあると思いますが、公開が楽しみな1本です。(担当:13号倉庫)
作品的にはまだまだ修正もあり、公開までにはもう少し時間がかかりそうなので、詳しくは触れませんが、シネマドックらしい作品です。やはりストーリーがしっかりした作品はそれだけでぐいぐいと引き込まれます。そこがシネマドックの持ち味の一つなのですが、「愛鍵」もその辺は万全でした。監督の演出も手堅く、見せ場をしっかりと把握しているので、効果的でした。勿論、いろいろと修正する箇所はあると思いますが、公開が楽しみな1本です。(担当:13号倉庫)
2006年02月19日
2006年のE.G.P.P.100(2) 2006年2月3日
55回目の開催となったE.G.P.P.100。今回は開催前から何かが起こりそうな予感がひしひしと感じられました。それは直前にNTVで放送されたドキュメント「ふたりのさっちゃん」の反響が大きく、その勢いが収まらない中での開催。そして、一人のさっちゃんがいる「花&フェノミナン」がゲストという事で、ある程度の盛り上がりの予感は確かにありました。
案の定、新大久保「水族館」は通路に人が座る程のお客さんで満杯。38人までは数えていたのですが、最終的には約50名位だったように思います。節分とはいえ、まだまだ寒いこの時期にも関わらず今月も熱い熱気のE.G.P.P.100でした。
先ずはいつものようにJUNさんのオープニング。今回は節分にちなんだ話と短歌を数篇。最近のJUNサンのオープニングは、月に1度の「風雅遁走」生ブログという感じがしています。
オープンマイク、1番目はダルマ舎の平山さん。今春開校予定の「ドロップアウト・カレッジ」の宣伝とそのスローガンのようなポエムを朗読してくれました。今日は5時から「ドロップアウト・カレッジ」打ち合わせの為JUNさんと待ち合わせしていたらしいのですが、JUNさんが遅れたため居酒屋で2杯ほど飲んでいたということで、ステージも丁度良いノリでした。終了後、平山さんとそんな話をしていたので、2番目のフーゲツ亭の一番弟子、bambi姐さんの「講話」は半分程聞き逃してしまいました。Bambi姐さんの講話は毎月続くので来月も楽しみです。
3番目はE.G.P.P.100が生んだお笑い芸人といっても良いでしょう、イェース北村さん。今回もしょうもないネタでハズシまくりでしたが、ハズシまくる面白さにだんだんと磨きが掛かってきたようです。
4番目は初登場、2人組のバンド「JUNJI」さん。ミュージシャンとしては最初の登場だったので、ちょっとやりにくかったかも知れません。
5番目は一人芝居のおもとなほさん。今回はベルトとショールで迫力満点のステージでした。ベルトの音が効果的。この作品もおもとさんの重要な持ちネタになりそうです。おもとさんはまだまだネタがありそうで毎回楽しみです。
6番目は初登場のMIZKさん。ギターのピックが飛んじゃう程の大熱演。魂の叫びがビンビン伝わってくる熱いステージでした。
今回はこの辺まででかなり疲れてしまいました。はっきり言って皆さん、中味が濃い。ボクも必死になって聞いているのですが、それだけでも結構体力を使います。それにしても、今回は開場自体の熱気も凄く、オープンマイクとしては最初から迫力のある展開となりました。
7番目はKUSSYさんのポエトリー・リーディング。今回のE.G.P.P.100の見所の一つでした。先月の高橋よしあきさんとの即興ジョイントも良かったのですが、今回のポエトリーは完全にお客と一体となった素晴らしい状況を作ってくれました。
8番目は、お馴染みBOUZパンクのコボリイチエンさん。久々にギターで登場。説教パンク・ラブ・ソング。もはやE.G.P.P.100になくてはならない人ですね。ここ数回のイェース北村さんとのシュウキョウ対立はE.G.P.P.100の新しい見所です。今度はキーボードのイチエンさんも聞いて見たい所です。
9番目はセイイチロウさん。携帯を使ったポエトリーでしたが、途中のMCで、早速「ベルマーク」というあだ名がついてしまい、ステージを降りる時にはベルマーク・セイイチロウになってしまいました。イェース北村さんといい、ベルマーク・セイイチロウさんといい、E.G.P.P.100のお客は実に的確に楽しんでいると思うのですが、アーティストとしてはどうなのでしょう。
10番目は「花&フェノミナン」の弟バンド?、House of green。国分寺の匂いプンプンのバンドでした。国分寺はボクにとっては未だ未開の地なのですが微妙な雰囲気があり、今年あたりは、ふらっと行ってみたい土地の一つです。
11番目は今夜のトリ、E.G.P.P.100の歌姫、マツイサトコさんの登場なのですが、ここで突然のサプライズ。
NTVドキュメント「ふたりのさっちゃん」のステキな出会いがありました。「花&フェノミナン」のさっちゃんともう一人のさっちゃん、石川さだのさん。残念ながら石川さだのさんは去年の暮れにお亡くなりになったそうですが、そのお孫さんが石川さだのさんの四十九日の墓前に報告したいという事でいらっしゃいました。亡くなった石川さだのサンは戦前、治安維持法で逮捕、「非国民」呼ばわりされた人。方や「花&フェノミナン」のサッちゃんは立川自衛隊官舎反戦ビラ、ポスティング事件の被告。もっとも、ボクは、残念ながらドキュメントを見逃し、あまり状況の知識も無いのでもう一つ実感がわいてきませんでしたが、どちらも「訳の解らない法律」の被害者なのかもしれません。
先日も図書館に行って来ましたが、法律関係の書架だけでも1コーナーあり、例えば、それを全部読むとしたら100年はかかりそうな冊数でした。それが良いのかどうかはあまり興味がないので解りませんが、法律は、いったい誰の為の物かは少し考える必要がありそうです。
それにしても、今回のような出会いがごく自然におこなわれているこの状況こそE.G.P.P.100最大の魅力の一つだと思います。新たな伝説の誕生に、節分のオニも一緒に感動していた?、瞬間でした。
その感動が冷めやらない状態でマツイサトコさんのステージが始まりました。今回はキーボードの弾き語り。今年もサトコさんの歌が聞けて良かった。この人は毎回違った面を見せてくれて、それがとても魅力的です。途中キーボードのトラブルがあったものの、いつものようにステキなステージでした。今回は時間がなかったのでMCは聞けませんでしたが、この人のMCも素敵なので、ちょっと残念ではありました。今年はE.G.P.P.100で何回サトコさんの歌が聞けるのでしょうか?。
今回は盛り上がり過ぎたといっても過言ではないE.G.P.P.100。大幅に時間が押してしまったのでJUNさんのパフォーマンスは残念ながらカットになってしまいました。これで二ヶ月連続のカット。JUNさんのパフォーマンスも楽しみの一つなのですが……。E.G.P.P.100自体が盛り上がる事は良い事なのですが、この辺はちょっと難しい所にさしかかりつつあるのかもしれません。
そして本日のゲスト、「花&フェノミナン」の登場です。確か去年10月のE.G.P.P.100で見に来ていた「花フェノミナン」のメンバーが気さくに1曲やってくれたのが最初の「花&フェノミナン」体験でした。あの時も良かったけれど、今回は更にパワーアップ。かなり時間が押していたのですがとても楽しいステージでした。フーゲツ亭の一句「節分に 鬼も一緒に 踊り出す!」ではないですが最後は大盛り上がりとなりました。
それにしても終了が午後11時半過ぎ、約3時間。今回は終演後、疲れがどっと出たE.G.P.P.100でした。
来月は3月9日(木)。いつもの第一金曜ではないので多少の注意が必要です。JUNさんのバースデイ・イベントでもあるので、ファンの方は是非。3月はタップリとJUNさんのポエトリーが聞きたいものです。そして、恒例?のチーズ・ケーキも楽しみかも。(担当:13号倉庫)
案の定、新大久保「水族館」は通路に人が座る程のお客さんで満杯。38人までは数えていたのですが、最終的には約50名位だったように思います。節分とはいえ、まだまだ寒いこの時期にも関わらず今月も熱い熱気のE.G.P.P.100でした。
先ずはいつものようにJUNさんのオープニング。今回は節分にちなんだ話と短歌を数篇。最近のJUNサンのオープニングは、月に1度の「風雅遁走」生ブログという感じがしています。
オープンマイク、1番目はダルマ舎の平山さん。今春開校予定の「ドロップアウト・カレッジ」の宣伝とそのスローガンのようなポエムを朗読してくれました。今日は5時から「ドロップアウト・カレッジ」打ち合わせの為JUNさんと待ち合わせしていたらしいのですが、JUNさんが遅れたため居酒屋で2杯ほど飲んでいたということで、ステージも丁度良いノリでした。終了後、平山さんとそんな話をしていたので、2番目のフーゲツ亭の一番弟子、bambi姐さんの「講話」は半分程聞き逃してしまいました。Bambi姐さんの講話は毎月続くので来月も楽しみです。
3番目はE.G.P.P.100が生んだお笑い芸人といっても良いでしょう、イェース北村さん。今回もしょうもないネタでハズシまくりでしたが、ハズシまくる面白さにだんだんと磨きが掛かってきたようです。
4番目は初登場、2人組のバンド「JUNJI」さん。ミュージシャンとしては最初の登場だったので、ちょっとやりにくかったかも知れません。
5番目は一人芝居のおもとなほさん。今回はベルトとショールで迫力満点のステージでした。ベルトの音が効果的。この作品もおもとさんの重要な持ちネタになりそうです。おもとさんはまだまだネタがありそうで毎回楽しみです。
6番目は初登場のMIZKさん。ギターのピックが飛んじゃう程の大熱演。魂の叫びがビンビン伝わってくる熱いステージでした。
今回はこの辺まででかなり疲れてしまいました。はっきり言って皆さん、中味が濃い。ボクも必死になって聞いているのですが、それだけでも結構体力を使います。それにしても、今回は開場自体の熱気も凄く、オープンマイクとしては最初から迫力のある展開となりました。
7番目はKUSSYさんのポエトリー・リーディング。今回のE.G.P.P.100の見所の一つでした。先月の高橋よしあきさんとの即興ジョイントも良かったのですが、今回のポエトリーは完全にお客と一体となった素晴らしい状況を作ってくれました。
8番目は、お馴染みBOUZパンクのコボリイチエンさん。久々にギターで登場。説教パンク・ラブ・ソング。もはやE.G.P.P.100になくてはならない人ですね。ここ数回のイェース北村さんとのシュウキョウ対立はE.G.P.P.100の新しい見所です。今度はキーボードのイチエンさんも聞いて見たい所です。
9番目はセイイチロウさん。携帯を使ったポエトリーでしたが、途中のMCで、早速「ベルマーク」というあだ名がついてしまい、ステージを降りる時にはベルマーク・セイイチロウになってしまいました。イェース北村さんといい、ベルマーク・セイイチロウさんといい、E.G.P.P.100のお客は実に的確に楽しんでいると思うのですが、アーティストとしてはどうなのでしょう。
10番目は「花&フェノミナン」の弟バンド?、House of green。国分寺の匂いプンプンのバンドでした。国分寺はボクにとっては未だ未開の地なのですが微妙な雰囲気があり、今年あたりは、ふらっと行ってみたい土地の一つです。
11番目は今夜のトリ、E.G.P.P.100の歌姫、マツイサトコさんの登場なのですが、ここで突然のサプライズ。
NTVドキュメント「ふたりのさっちゃん」のステキな出会いがありました。「花&フェノミナン」のさっちゃんともう一人のさっちゃん、石川さだのさん。残念ながら石川さだのさんは去年の暮れにお亡くなりになったそうですが、そのお孫さんが石川さだのさんの四十九日の墓前に報告したいという事でいらっしゃいました。亡くなった石川さだのサンは戦前、治安維持法で逮捕、「非国民」呼ばわりされた人。方や「花&フェノミナン」のサッちゃんは立川自衛隊官舎反戦ビラ、ポスティング事件の被告。もっとも、ボクは、残念ながらドキュメントを見逃し、あまり状況の知識も無いのでもう一つ実感がわいてきませんでしたが、どちらも「訳の解らない法律」の被害者なのかもしれません。
先日も図書館に行って来ましたが、法律関係の書架だけでも1コーナーあり、例えば、それを全部読むとしたら100年はかかりそうな冊数でした。それが良いのかどうかはあまり興味がないので解りませんが、法律は、いったい誰の為の物かは少し考える必要がありそうです。
それにしても、今回のような出会いがごく自然におこなわれているこの状況こそE.G.P.P.100最大の魅力の一つだと思います。新たな伝説の誕生に、節分のオニも一緒に感動していた?、瞬間でした。
その感動が冷めやらない状態でマツイサトコさんのステージが始まりました。今回はキーボードの弾き語り。今年もサトコさんの歌が聞けて良かった。この人は毎回違った面を見せてくれて、それがとても魅力的です。途中キーボードのトラブルがあったものの、いつものようにステキなステージでした。今回は時間がなかったのでMCは聞けませんでしたが、この人のMCも素敵なので、ちょっと残念ではありました。今年はE.G.P.P.100で何回サトコさんの歌が聞けるのでしょうか?。
今回は盛り上がり過ぎたといっても過言ではないE.G.P.P.100。大幅に時間が押してしまったのでJUNさんのパフォーマンスは残念ながらカットになってしまいました。これで二ヶ月連続のカット。JUNさんのパフォーマンスも楽しみの一つなのですが……。E.G.P.P.100自体が盛り上がる事は良い事なのですが、この辺はちょっと難しい所にさしかかりつつあるのかもしれません。
そして本日のゲスト、「花&フェノミナン」の登場です。確か去年10月のE.G.P.P.100で見に来ていた「花フェノミナン」のメンバーが気さくに1曲やってくれたのが最初の「花&フェノミナン」体験でした。あの時も良かったけれど、今回は更にパワーアップ。かなり時間が押していたのですがとても楽しいステージでした。フーゲツ亭の一句「節分に 鬼も一緒に 踊り出す!」ではないですが最後は大盛り上がりとなりました。
それにしても終了が午後11時半過ぎ、約3時間。今回は終演後、疲れがどっと出たE.G.P.P.100でした。
来月は3月9日(木)。いつもの第一金曜ではないので多少の注意が必要です。JUNさんのバースデイ・イベントでもあるので、ファンの方は是非。3月はタップリとJUNさんのポエトリーが聞きたいものです。そして、恒例?のチーズ・ケーキも楽しみかも。(担当:13号倉庫)
2006年02月15日
TIGER CATS NIGHT THE SPIKYS 2006年1月27日
金曜深夜の虎猫祭、THE SPIKYSの悪巧み。ゴキゲンでぶっ飛んだロッキン・イベントTIGER CATS NIGHTに行って来ました。当日は午前0時30分開場のオールナイトイベント。開場は少し遅れたけれど、約50名の観客で渋谷・青い部屋は熱気ムンムンでした。客層は案外ファッショナブルな人が多くて、いかにも渋谷的という感じでしたがお客のノリも素晴らしく、充実したイベントだったと思います。
DJ:duppypickneyのゴキゲンなBGMで盛り上がって、MC:黄金咲ちひろさんの紹介で最初に登場したのは、ハイスクールの体育館で繰り広げられるダンス・パーティに登場しそうなロカビリー・バンド、TIGER CATSでした。どこかで見たことのあるようなメンバーが入っている4人組。ストレートなロッケン・ロールを4曲ばかりブッ飛ばしてくれました。結構初々しい演奏で、オープニング・アクトを務めるバンドとしてはなかなか良かったと思います。
今回は毎回バンド・チェンジの時間が結構長かったのですが、案外DJの選曲が良く、結構楽しめました。
そして2番目はSPIKYS MARIちゃんのピアノソロ。ピアノソロを聞くのは初めてでしたが、去年の夏、路上でキーボードを弾きまくっていたMARIちゃんを見ているので、さほど驚きはしなかったけど、今回もキャラクター同様すーぱー力強いピアノソロでした。
次は青い部屋のマネージャーNOROさんの登場。去年8月のSPIKESオーデーションライブの時にNOROさんの「真夜中のジャズ」を聞いているのですが、今回がライブとしては初めてで、楽しみにしていました。今日は4〜5曲歌ってくれましたが、やはりNOROさんはNOROさんで、結局どう逆立ちしてもこの人の替わりはいません。多分、またチョクチョク聞きたくなる人です。今回も「真夜中のジャズ」が聞けて良かった。
時刻はもう少しで丑三時、2箱目の煙草の封を切る頃、SPIKYSロッケンロール・ショーが始まりました。SPIKYSを聞くのは去年の8月以来。本格的なライブ・ハウスのショーは今回が初めてでした。それまではコンディションの悪いライブも多かったのですが、今回の青い部屋はホーム・グラウンドという感じで、ある種貫禄のステージだったように思います。MARIちゃんの声が最後まで持つかどうかも心配でしたが、ラストまでパワフルなステージングで観客を圧倒していました。今回はウッド・ベースのサポートもあり結構ビジュアル的にも良い感じだったのですが、ちょっとベースの音か聞こえなかったのが残念でした。ひーちゃんのギターは相変わらずスピーディでクリア。今回もバリバリカッコ良い感じでした。欲を言えばもっとソロのパートをもっと長く聞きたかったというのはいつもの感想です。オープニングはもう少し工夫が必要かも知れませんが、中半から後半はもう完璧なステージングだったように思います。この辺のMARIちゃんの盛り上げ方はもう名人芸といっても良いでしょう。今回は定番の曲が殆どでしたが、後3〜4曲定番の曲があるとSPIKYSは最強のライブバンドになるかも。それにはもう少しライブの本数を増やした方が良いかもしれません。それにしても今回は今まで見た中でのベスト・ステージでした。
そして最後の出演はEMI ELEONOLAさん。この人のステージも誰も替わることは出来ないオンリー・ワンのステージでした。即興で繰り広げられるステキなピアノの弾き語り。基本ネタはあるのでしょうがそこまで持っていく流れがとても自然で上手です。その辺がEMI ELEONOLAさんにしか出来ない技なのでしょう。チョッピリ毒があり、とても良い感じです。
後半はSPIKYS MARIちゃんとのスペシャル、ピアノ連弾。ガチガチに固まっているまりちゃんがとてもステキでした。EMI ELEONOLAさんもまた何処かで聞く事になりそうです。
ここでTIGER CATS NAIGHTは無事終了だったのですが、この後、スペシャルビックなステージがありました。ずっとフロアーにいた、戸川昌子さんが飛び入りで歌ってくれました。戸川さんと言えばボクらの年代ではある意味伝説の人です。この人の歌をナマで聞けるのはそれだけでも感動ものです。まさか「リリー・マルレーン」が聞けるとは思いませんでした。耳をすまして聞く「リリー・マルレーン」。今夜はステキな夜になりました。SPIKYSありがとう。(担当:13号倉庫)
DJ:duppypickneyのゴキゲンなBGMで盛り上がって、MC:黄金咲ちひろさんの紹介で最初に登場したのは、ハイスクールの体育館で繰り広げられるダンス・パーティに登場しそうなロカビリー・バンド、TIGER CATSでした。どこかで見たことのあるようなメンバーが入っている4人組。ストレートなロッケン・ロールを4曲ばかりブッ飛ばしてくれました。結構初々しい演奏で、オープニング・アクトを務めるバンドとしてはなかなか良かったと思います。
今回は毎回バンド・チェンジの時間が結構長かったのですが、案外DJの選曲が良く、結構楽しめました。
そして2番目はSPIKYS MARIちゃんのピアノソロ。ピアノソロを聞くのは初めてでしたが、去年の夏、路上でキーボードを弾きまくっていたMARIちゃんを見ているので、さほど驚きはしなかったけど、今回もキャラクター同様すーぱー力強いピアノソロでした。
次は青い部屋のマネージャーNOROさんの登場。去年8月のSPIKESオーデーションライブの時にNOROさんの「真夜中のジャズ」を聞いているのですが、今回がライブとしては初めてで、楽しみにしていました。今日は4〜5曲歌ってくれましたが、やはりNOROさんはNOROさんで、結局どう逆立ちしてもこの人の替わりはいません。多分、またチョクチョク聞きたくなる人です。今回も「真夜中のジャズ」が聞けて良かった。
時刻はもう少しで丑三時、2箱目の煙草の封を切る頃、SPIKYSロッケンロール・ショーが始まりました。SPIKYSを聞くのは去年の8月以来。本格的なライブ・ハウスのショーは今回が初めてでした。それまではコンディションの悪いライブも多かったのですが、今回の青い部屋はホーム・グラウンドという感じで、ある種貫禄のステージだったように思います。MARIちゃんの声が最後まで持つかどうかも心配でしたが、ラストまでパワフルなステージングで観客を圧倒していました。今回はウッド・ベースのサポートもあり結構ビジュアル的にも良い感じだったのですが、ちょっとベースの音か聞こえなかったのが残念でした。ひーちゃんのギターは相変わらずスピーディでクリア。今回もバリバリカッコ良い感じでした。欲を言えばもっとソロのパートをもっと長く聞きたかったというのはいつもの感想です。オープニングはもう少し工夫が必要かも知れませんが、中半から後半はもう完璧なステージングだったように思います。この辺のMARIちゃんの盛り上げ方はもう名人芸といっても良いでしょう。今回は定番の曲が殆どでしたが、後3〜4曲定番の曲があるとSPIKYSは最強のライブバンドになるかも。それにはもう少しライブの本数を増やした方が良いかもしれません。それにしても今回は今まで見た中でのベスト・ステージでした。
そして最後の出演はEMI ELEONOLAさん。この人のステージも誰も替わることは出来ないオンリー・ワンのステージでした。即興で繰り広げられるステキなピアノの弾き語り。基本ネタはあるのでしょうがそこまで持っていく流れがとても自然で上手です。その辺がEMI ELEONOLAさんにしか出来ない技なのでしょう。チョッピリ毒があり、とても良い感じです。
後半はSPIKYS MARIちゃんとのスペシャル、ピアノ連弾。ガチガチに固まっているまりちゃんがとてもステキでした。EMI ELEONOLAさんもまた何処かで聞く事になりそうです。
ここでTIGER CATS NAIGHTは無事終了だったのですが、この後、スペシャルビックなステージがありました。ずっとフロアーにいた、戸川昌子さんが飛び入りで歌ってくれました。戸川さんと言えばボクらの年代ではある意味伝説の人です。この人の歌をナマで聞けるのはそれだけでも感動ものです。まさか「リリー・マルレーン」が聞けるとは思いませんでした。耳をすまして聞く「リリー・マルレーン」。今夜はステキな夜になりました。SPIKYSありがとう。(担当:13号倉庫)
2006年02月14日
江古田マーキー 2006年1月24日
2週続けて江古田マーキーへ。先週までの忙しさは一段落ついたのですが、1月下旬は結構中途半端にスケジュールが埋まっています。とは言っても美季さんのライブなので急遽参戦決定。当日は前橋から直行になりました。本日の観客は約15名。
今夜の出演者
● 美季マドカさん
今夜のトップバッターは、美季マドカさん。美季さんを聞くのは去年9月以来の事です。前回はかなり実験的なステージだったのですが、今回は1曲目からカバー曲で、好調なステージでした。結構聞き慣れている曲でもあり、オープニングとしては声慣らしとしても申し分ないスタートだったと思います。2曲目以降もどっしりとしたテンポで、マドカ節が炸裂。MCも好調で、今まで見たステージの中ではベストステージだったように思います。それにしてもこの人の歌はどうしてこんなに重いのでしょう。平成の藤圭子、ひとりムード歌謡フォーク。今年は活動の場所を多少広げるとの事なので江古田マーキー以外でも聞く機会が増えると思います。いつものように最後の曲は「ラストフライト」。薄れ行く「昭和」のイメージが色濃く出ていて何回聞いても良い曲です。
● 納富高広さん
2番目に登場の納富高広さんは、鮮やかなギターテクニックで大盛り上がりのステージとなりました。歌詞と曲、そして演奏と3拍子揃った広がりで、音楽のフィールドの広さを感じました。今回は歌というよりもギターテクニックの方に目がいってしまったので、次の機会は歌もじっくりと味わいたいと思います。
● コンドウヒロユキさん
細身の体でリズムをとる仕草は何とも言えない味があるコンドウヒロユキさん。コンドウさんのギターテクニックは納富さんとは違うのですが、なかなかの物でした。コンドウさん独特の個性が充満するステージは正にコンドウさんの世界としか言いようがありません。こういうステージを見るのはかなり久しぶりの事です。歌だけではなく、その情景や雰囲気が浮かんでくるような不思議な空間。それはライブでしか味わえないステキな時間でした。
今夜のライブは三者三様、とても充実したライブだったと思います。美季さんは勿論の事、納富高広さん、コンドウヒロユキさんも機会があればまた聞いてみたいと思います。(担当:13号倉庫)
今夜の出演者
● 美季マドカさん
今夜のトップバッターは、美季マドカさん。美季さんを聞くのは去年9月以来の事です。前回はかなり実験的なステージだったのですが、今回は1曲目からカバー曲で、好調なステージでした。結構聞き慣れている曲でもあり、オープニングとしては声慣らしとしても申し分ないスタートだったと思います。2曲目以降もどっしりとしたテンポで、マドカ節が炸裂。MCも好調で、今まで見たステージの中ではベストステージだったように思います。それにしてもこの人の歌はどうしてこんなに重いのでしょう。平成の藤圭子、ひとりムード歌謡フォーク。今年は活動の場所を多少広げるとの事なので江古田マーキー以外でも聞く機会が増えると思います。いつものように最後の曲は「ラストフライト」。薄れ行く「昭和」のイメージが色濃く出ていて何回聞いても良い曲です。
● 納富高広さん
2番目に登場の納富高広さんは、鮮やかなギターテクニックで大盛り上がりのステージとなりました。歌詞と曲、そして演奏と3拍子揃った広がりで、音楽のフィールドの広さを感じました。今回は歌というよりもギターテクニックの方に目がいってしまったので、次の機会は歌もじっくりと味わいたいと思います。
● コンドウヒロユキさん
細身の体でリズムをとる仕草は何とも言えない味があるコンドウヒロユキさん。コンドウさんのギターテクニックは納富さんとは違うのですが、なかなかの物でした。コンドウさん独特の個性が充満するステージは正にコンドウさんの世界としか言いようがありません。こういうステージを見るのはかなり久しぶりの事です。歌だけではなく、その情景や雰囲気が浮かんでくるような不思議な空間。それはライブでしか味わえないステキな時間でした。
今夜のライブは三者三様、とても充実したライブだったと思います。美季さんは勿論の事、納富高広さん、コンドウヒロユキさんも機会があればまた聞いてみたいと思います。(担当:13号倉庫)
2006年02月08日
2006年1月22日 さいとうりか監督「寅蔵と会った日」 封切り
昨日の雪はまだ残っています。少し余裕を見て野方区民ホールへ。さいとうりか監督「寅蔵と会った日」。先日の試写から約1ヶ月。いよいよ一般公開!。この日の観客は約110名。初日の動員としては、次に繋がる数字だと思います。
● さいとうりか監督「寅蔵と会った日」
完成試写から封切りまでの1ヶ月で約7分程短くなった封切り版。この作品の基本的な印象はほぼ変わらないのですが、この修正で、封切り版はよりクリアになりました。それと同時にさいとう演出というか、むしろさいとう監督の資質がより全面に押し出された形になったようにも思います。
さいとう監督の分身たちがスクリーンをすったもんだしながら駆けめぐっています。「寅蔵」は、さいとう監督自身であり、「若いカップル」もさいとう監督。また、全編に出てくる、さいとう監督ゆかりの監督、役者さん達の演技も全てさいとう監督の分身のように思います。勿論それは、寅蔵役の石見榮英さんの名演技、川崎慎治君、佐藤美由希さんの瑞々しい演技はもちろんの事、今回この作品に参集した優秀なスタッフのみなさんに支えられています。
更にこの作品の制作過程ではたぶん、誰よりも浅草を駆けめぐったであろうさいとう監督のすったもんだが、この映画の根底に流れるハートフルな味わいを醸し出しています。
すったもんだしながらも「寅蔵と会った日」はど真ん中の直球。今時めずらしい胸の空くようなストレート。この映画は正にさいとう監督、渾身の1球でした。
今回の封切り初日も、さいとう監督はハートフルにすったもんだしていました。というよりも、この日の舞台挨拶はさいとう監督が「寅蔵」で、「寅蔵」の石見榮英さんが、さいとう監督のようでした。寅蔵がさいとう監督なのか、さいとう監督が寅蔵なのか。更なる続編を期待します。(担当:13号倉庫)
● さいとうりか監督「寅蔵と会った日」
完成試写から封切りまでの1ヶ月で約7分程短くなった封切り版。この作品の基本的な印象はほぼ変わらないのですが、この修正で、封切り版はよりクリアになりました。それと同時にさいとう演出というか、むしろさいとう監督の資質がより全面に押し出された形になったようにも思います。
さいとう監督の分身たちがスクリーンをすったもんだしながら駆けめぐっています。「寅蔵」は、さいとう監督自身であり、「若いカップル」もさいとう監督。また、全編に出てくる、さいとう監督ゆかりの監督、役者さん達の演技も全てさいとう監督の分身のように思います。勿論それは、寅蔵役の石見榮英さんの名演技、川崎慎治君、佐藤美由希さんの瑞々しい演技はもちろんの事、今回この作品に参集した優秀なスタッフのみなさんに支えられています。
更にこの作品の制作過程ではたぶん、誰よりも浅草を駆けめぐったであろうさいとう監督のすったもんだが、この映画の根底に流れるハートフルな味わいを醸し出しています。
すったもんだしながらも「寅蔵と会った日」はど真ん中の直球。今時めずらしい胸の空くようなストレート。この映画は正にさいとう監督、渾身の1球でした。
今回の封切り初日も、さいとう監督はハートフルにすったもんだしていました。というよりも、この日の舞台挨拶はさいとう監督が「寅蔵」で、「寅蔵」の石見榮英さんが、さいとう監督のようでした。寅蔵がさいとう監督なのか、さいとう監督が寅蔵なのか。更なる続編を期待します。(担当:13号倉庫)
2006年02月06日
2006年1月21日 シネマキャバレー
昼間の下倉功監督「シルク/一般公開版」完成試写会に続き、夜もスカム2000でシネマキャバレーに参戦しました。結局1日スカム2000に張り付いていたことになります。
実はスカム2000は今月で賃貸契約終了と言うことで、3年続いたシネマキャバレーも今回で一旦終了という事になりました。ボクは後半の13回ほど参加させていただきましたが、ある意味ここでインディーズ作品の現状を勉強させていただいたといっても過言ではありません。
60年代後半のいわゆるアングラ映画。そして70年代、原正孝、大森一樹などの瑞々しい自主映画。PFF前夜のやたら商業映画に色目を使った自主映画。ここまでで止まっていた空白の20年間を、スカム2000でのシネマキャバレーは見事に埋めてくれました。
このような上映会に参加できたのは、ほんの偶然だったのかもしれません。スカム2000に足を運ぶきっかけを作ってくれた、CUTの鶴岡幸治氏(「ヴィジターズ」製作、シネマキャバレー協賛)をはじめ、スカム2000のオーナーで、画家の加藤義勝氏、シネマキャバレー主催のどんぐり眼プロダクション、岡本泰之監督(「油揚げの儀式」)、シネマ愚連隊、高橋亨監督(「どめくら」)には心から、お疲れさまでしたの言葉を送りたいと思います。
さて、今回のシネマキャバレーは「scum野郎と仲間達」と銘打って、いわば3年間裏方に徹してきたシネマキャバレー関係者の特集と、1月26日オルスタックピクチャーから発売・レンタルされる岡本監督の傑作「油揚げの儀式」のプロモーションを兼ねたビック・イベントになりました。観客動員も大雪の中、ほぼ満員の大盛況。シネマ・キャバレー最終回にふさわしい、ラスト・ショーとなりました。
本日の上映作品
● 高橋亨監督「餓鬼ハンター」
去年はシネマキャバレーで高橋監督の作品を数多く見ることが出来たのは、一つの収穫でもありました。高橋監督の作品はいつも面白く見る事が出来たのですが、サービス精神旺盛のためか、意味のない瞬間風速的ギャグを連発する傾向が多々見られました。勿論、ここに魅力を感じている観客も数多くいる訳ですが、そこで引いてしまう観客も同数以上はいるはずです。ボクはそこの所がいつも気になっていて、シネマキャバレーでの高橋作品上映は毎回楽しみの一つでもありました。
実際、無意味な瞬間風速的ギャグ連発(再度言いますが、そこに魅力を感じている観客も多々います)で自滅したと思われる作品もありますが、それ以上に高橋監督の作品のテイストは高く、本格的な娯楽作品を作ることが出来る監督の一人として期待しています。
今回上映の「餓鬼ハンター」は、最終回のオープニングにピッタリハマったクォリティの高い娯楽作品でした。今は殆ど作られる可能性もないジャンルの東映B級娯楽作品を彷彿させるスケバン・アクション娯楽映画。気取らないヒロインと異様な悪役の対比。ベタなギャグ(下手なギャグではありません)、瞬間風速的ギャグ(1カ所のみ)も効果的。中学生の殺し屋が登場する三池崇史監督の「極道戦国史・不動」を瞬間的に思い出しました。この作品の花の部分を数えればキリがありませんが、むしろ今回は見えない部分の整理が行き届いていたのが見事でした。
●樋永真一郎監督「トックにチープだぜ」
シネマキャバレーの名司会者、トック(徳元直子)さん主演のアクション・コメディー作品。ほとんど動きだけで見せる作品なので、トックさんの美声が聞けず残念でした。元気っ子のキャラクターは解るのですが、トックさんの良さが全く出ていないのが致命傷です。果たして、この作品にトックさんが必要だったのかどうか?。トックさんを使うならもう少し別のやり方があったように思います。9月のシネマキャバレーでの湊田眞弘監督「鈴木マン1、2話」もトックさんの良さは殆ど出ていなかったし、案外、トックさんの使い方は難しいのかもしれません。それにしても、もう少しトックさんを綺麗に撮って欲しかったと思います。実物のトックさんはもっと素敵ですよ。
● 加藤義勝監督「Hungry Boy」予告編
ここからは大阪芸術大学出身者の夢の競演、不思議な短編が続きます。先ずは加藤義勝監督の「Hungry Boy」予告編。1分程の予告編ですが、これを見ると絶対に本編を見たくなるのではと思います。粘土アニメというべきか、人形アニメというべきか、その動きの面白さは格別でした。本編がどんな作品なのかは全く解らない所がやたら興味を引きつけます。
● 岡本泰之監督「MILKMAN2」予告編
ずーっと待っている岡本監督の最新作の予告編。これは予告編ではあるけど出演者の数が半端ではありません。それだけ手間がかかっているのではないでしょうか?。岡本作品のテンポある編集はいつも感心させられるのですが、この作品も映像の流れ方がとても素敵でした。それにしても今年は「MILKMAN2」の完成はあるのでしょうか?。
● 岡本泰之監督「変身」
この作品は04年暮に放映されたTV番組の別バージョン。多分初上映ではないでしょうか?。番組のテーマとしては、最近はあまり読まれていない文学の名作を、さも映画化されたというようにして(現に数度は映画化されているような作品ばかりでした)CMを上映するという、バラエティ番組でした。CMの完成度としては、放映されたバージョンの方がスッキリしているように思いますが、今回の上映作品の方は、よりワイルドな感じがしました。
● 岡本泰之監督「り」
これが今の所、岡本監督の最新作になるのかもしれません。岡本監督の短編(超短編)映画はいつも日常の中のとるに足らない出来事を、全くとるに足らない映像で見せてくれる不思議な作品群であります。一発映画のように力むのでもなく、ただ淡々と撮っているのでもない、不思議な感覚は正に岡本監督の神髄なのかもしれません。見ている瞬間は面白くも何ともないのですが、見終わった後、妙にひっかかりが残ります。岡本監督ならではの1本でした。
● 谷村幸信監督「夢みてたころ」
● 谷村幸信監督「Troble」
岡本監督「油揚げの儀式」脚本担当、谷村幸信さんの大坂芸大時代の作品。今回の上映ではもっとも古い製作年代の作品。そして、大坂芸大を闊歩していた、前出の2人を含めた3人の若き日の雰囲気が感じ取れる貴重な作品でした。8ミリ作品は8ミリというだけで独特の雰囲気があり、特に短編作品はそれだけで、アンダーグラウンド的な匂いを感じさせる作品が多いのですが、谷村作品は意外とストレートな映像感覚が印象に残りました。ひょっとするとこの監督はビデオ向きなのかもしれません。そういう意味では谷村監督の現在の新作を見てみたいと思いました。
● 鶴岡みゆき監督「VISITORS 1」
この作品が封切られたのは、1年前の「第5回えーぞーふぁんたじあ」でした。そしてこの作品は05年を代表する作品であるという事はここでも言っておかなくてはいけません。残念ながら興行的にはもう一つという所でしたが、それは結局、観客のレベルがまだ「VISITORS」に追いついていないという事だと思います。その意味では早すぎた作品だったのかも知れません。しかし、そういう作品だからこそ、スカム2000のような場所が必要なのです。トリウッドやリトルシアター、野方区民ホールでは、今は駄目なのです。勿論ネット配信などは論外です。「VISITORS」のような作品を上映出来る場所がなければ、やがてインディーズ作品全体が沈んでゆく事は目に見えているという事は、ここではっきりと指摘しておきます。
● 岡本泰之監督「油揚げの儀式」
本日のトリは、この1月26日にレンタル&販売が始まる「油揚げの儀式」です。ここスカム2000でも節目節目に上映された作品です。ボクも何回か見ている作品なのですが、今回もやはり宇宙人にはチョット違和感が残りました。それはそれで仕方の無いことなのでしょう。勿論、これは個人的な趣味の範囲で、作品自体の完成度に関しては、何回見ても良い物は良いという作品です。会場の反応は概ね良好のようでした。
多少時間が押した「シネマキャバレー」のラストショーも無事終了。その後の交流会も、スカム2000を惜しむ、ゆかりの監督の皆さんを中心に朝まで盛り上がりました。ありがとう「シネマキャバレー」、ありがとう「スカム2000」。関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。(担当:13号倉庫)
実はスカム2000は今月で賃貸契約終了と言うことで、3年続いたシネマキャバレーも今回で一旦終了という事になりました。ボクは後半の13回ほど参加させていただきましたが、ある意味ここでインディーズ作品の現状を勉強させていただいたといっても過言ではありません。
60年代後半のいわゆるアングラ映画。そして70年代、原正孝、大森一樹などの瑞々しい自主映画。PFF前夜のやたら商業映画に色目を使った自主映画。ここまでで止まっていた空白の20年間を、スカム2000でのシネマキャバレーは見事に埋めてくれました。
このような上映会に参加できたのは、ほんの偶然だったのかもしれません。スカム2000に足を運ぶきっかけを作ってくれた、CUTの鶴岡幸治氏(「ヴィジターズ」製作、シネマキャバレー協賛)をはじめ、スカム2000のオーナーで、画家の加藤義勝氏、シネマキャバレー主催のどんぐり眼プロダクション、岡本泰之監督(「油揚げの儀式」)、シネマ愚連隊、高橋亨監督(「どめくら」)には心から、お疲れさまでしたの言葉を送りたいと思います。
さて、今回のシネマキャバレーは「scum野郎と仲間達」と銘打って、いわば3年間裏方に徹してきたシネマキャバレー関係者の特集と、1月26日オルスタックピクチャーから発売・レンタルされる岡本監督の傑作「油揚げの儀式」のプロモーションを兼ねたビック・イベントになりました。観客動員も大雪の中、ほぼ満員の大盛況。シネマ・キャバレー最終回にふさわしい、ラスト・ショーとなりました。
本日の上映作品
● 高橋亨監督「餓鬼ハンター」
去年はシネマキャバレーで高橋監督の作品を数多く見ることが出来たのは、一つの収穫でもありました。高橋監督の作品はいつも面白く見る事が出来たのですが、サービス精神旺盛のためか、意味のない瞬間風速的ギャグを連発する傾向が多々見られました。勿論、ここに魅力を感じている観客も数多くいる訳ですが、そこで引いてしまう観客も同数以上はいるはずです。ボクはそこの所がいつも気になっていて、シネマキャバレーでの高橋作品上映は毎回楽しみの一つでもありました。
実際、無意味な瞬間風速的ギャグ連発(再度言いますが、そこに魅力を感じている観客も多々います)で自滅したと思われる作品もありますが、それ以上に高橋監督の作品のテイストは高く、本格的な娯楽作品を作ることが出来る監督の一人として期待しています。
今回上映の「餓鬼ハンター」は、最終回のオープニングにピッタリハマったクォリティの高い娯楽作品でした。今は殆ど作られる可能性もないジャンルの東映B級娯楽作品を彷彿させるスケバン・アクション娯楽映画。気取らないヒロインと異様な悪役の対比。ベタなギャグ(下手なギャグではありません)、瞬間風速的ギャグ(1カ所のみ)も効果的。中学生の殺し屋が登場する三池崇史監督の「極道戦国史・不動」を瞬間的に思い出しました。この作品の花の部分を数えればキリがありませんが、むしろ今回は見えない部分の整理が行き届いていたのが見事でした。
●樋永真一郎監督「トックにチープだぜ」
シネマキャバレーの名司会者、トック(徳元直子)さん主演のアクション・コメディー作品。ほとんど動きだけで見せる作品なので、トックさんの美声が聞けず残念でした。元気っ子のキャラクターは解るのですが、トックさんの良さが全く出ていないのが致命傷です。果たして、この作品にトックさんが必要だったのかどうか?。トックさんを使うならもう少し別のやり方があったように思います。9月のシネマキャバレーでの湊田眞弘監督「鈴木マン1、2話」もトックさんの良さは殆ど出ていなかったし、案外、トックさんの使い方は難しいのかもしれません。それにしても、もう少しトックさんを綺麗に撮って欲しかったと思います。実物のトックさんはもっと素敵ですよ。
● 加藤義勝監督「Hungry Boy」予告編
ここからは大阪芸術大学出身者の夢の競演、不思議な短編が続きます。先ずは加藤義勝監督の「Hungry Boy」予告編。1分程の予告編ですが、これを見ると絶対に本編を見たくなるのではと思います。粘土アニメというべきか、人形アニメというべきか、その動きの面白さは格別でした。本編がどんな作品なのかは全く解らない所がやたら興味を引きつけます。
● 岡本泰之監督「MILKMAN2」予告編
ずーっと待っている岡本監督の最新作の予告編。これは予告編ではあるけど出演者の数が半端ではありません。それだけ手間がかかっているのではないでしょうか?。岡本作品のテンポある編集はいつも感心させられるのですが、この作品も映像の流れ方がとても素敵でした。それにしても今年は「MILKMAN2」の完成はあるのでしょうか?。
● 岡本泰之監督「変身」
この作品は04年暮に放映されたTV番組の別バージョン。多分初上映ではないでしょうか?。番組のテーマとしては、最近はあまり読まれていない文学の名作を、さも映画化されたというようにして(現に数度は映画化されているような作品ばかりでした)CMを上映するという、バラエティ番組でした。CMの完成度としては、放映されたバージョンの方がスッキリしているように思いますが、今回の上映作品の方は、よりワイルドな感じがしました。
● 岡本泰之監督「り」
これが今の所、岡本監督の最新作になるのかもしれません。岡本監督の短編(超短編)映画はいつも日常の中のとるに足らない出来事を、全くとるに足らない映像で見せてくれる不思議な作品群であります。一発映画のように力むのでもなく、ただ淡々と撮っているのでもない、不思議な感覚は正に岡本監督の神髄なのかもしれません。見ている瞬間は面白くも何ともないのですが、見終わった後、妙にひっかかりが残ります。岡本監督ならではの1本でした。
● 谷村幸信監督「夢みてたころ」
● 谷村幸信監督「Troble」
岡本監督「油揚げの儀式」脚本担当、谷村幸信さんの大坂芸大時代の作品。今回の上映ではもっとも古い製作年代の作品。そして、大坂芸大を闊歩していた、前出の2人を含めた3人の若き日の雰囲気が感じ取れる貴重な作品でした。8ミリ作品は8ミリというだけで独特の雰囲気があり、特に短編作品はそれだけで、アンダーグラウンド的な匂いを感じさせる作品が多いのですが、谷村作品は意外とストレートな映像感覚が印象に残りました。ひょっとするとこの監督はビデオ向きなのかもしれません。そういう意味では谷村監督の現在の新作を見てみたいと思いました。
● 鶴岡みゆき監督「VISITORS 1」
この作品が封切られたのは、1年前の「第5回えーぞーふぁんたじあ」でした。そしてこの作品は05年を代表する作品であるという事はここでも言っておかなくてはいけません。残念ながら興行的にはもう一つという所でしたが、それは結局、観客のレベルがまだ「VISITORS」に追いついていないという事だと思います。その意味では早すぎた作品だったのかも知れません。しかし、そういう作品だからこそ、スカム2000のような場所が必要なのです。トリウッドやリトルシアター、野方区民ホールでは、今は駄目なのです。勿論ネット配信などは論外です。「VISITORS」のような作品を上映出来る場所がなければ、やがてインディーズ作品全体が沈んでゆく事は目に見えているという事は、ここではっきりと指摘しておきます。
● 岡本泰之監督「油揚げの儀式」
本日のトリは、この1月26日にレンタル&販売が始まる「油揚げの儀式」です。ここスカム2000でも節目節目に上映された作品です。ボクも何回か見ている作品なのですが、今回もやはり宇宙人にはチョット違和感が残りました。それはそれで仕方の無いことなのでしょう。勿論、これは個人的な趣味の範囲で、作品自体の完成度に関しては、何回見ても良い物は良いという作品です。会場の反応は概ね良好のようでした。
多少時間が押した「シネマキャバレー」のラストショーも無事終了。その後の交流会も、スカム2000を惜しむ、ゆかりの監督の皆さんを中心に朝まで盛り上がりました。ありがとう「シネマキャバレー」、ありがとう「スカム2000」。関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。(担当:13号倉庫)
2006年02月05日
2006年1月21日 シルク/一般公開版完成試写会
去年(05年)、圧倒的なパワーを見せつけた下倉功監督の「シルク」の一般公開版が完成しました。早速完成試写会に乱入。当日は悪天候の中、会場のスカム2000は、ほぼ満員状態で、この作品に対する期待感がひしひしと伝わって来ました。
本日の上映作品
● 下倉功監督 「会社案内VTR」
約10分程の会社PR作品。下倉監督らしさが充分出ていて、作品としての完成度は高いと思うのですが、その分PRフィルムとしては果たしてどうなのでしょうか?。案外、会社に納入された短いバージョンの方がPRフィルムとしてはスッキリとしているのかもしれません。この辺は結構、微妙は所だと思うのですが、出来れば短いバージョンも見てみたいと思いました。
● ラジオドラマ版「グラウンド」
ラジオドラマの役者さんは、声だけの演技となるので多少オーバー気味の発声が気になります。古い時代のラジオドラマではあまり感じないのですが、ここ5年くらいのラジオドラマ(特に民放)では、せっかくのドラマをぶち壊すのではと思われる声のオーバー演技がかなり多いように思います。その辺の演出や技術的な所はよく解りません。しかし、全編のストーリーは紛れもなく下倉タッチでした。ズッシリと重い豪速球。ど真ん中のストライクでした。
● 下倉功監督 「シルク」一般公開版
昨年、良くも悪くも圧倒的なパワーを見せつけた「シルク」の一般公開版が遂に陽の目を見ました。昨年3月の下倉功個展から約10ヶ月、賞味期限切れの心配はこの作品に関しては必要が無かったようです。4時間の作品を約半分に詰めた一般公開版は確かに4時間版とは印象が違うのですが、それでも4時間版の良さを充分に取り入れていることは間違いありません。2時間に詰める方法としてはいろいろな方法が考えられると思いますが、今回の内田伸輝編集版は、オーソドックスな展開でしっかりと見せきっています。それは結局、下倉監督の演出(素材)を生かす事であり、役者の演技を最大限に見せきる事でもあったように思います。勿論、約半分をカットという事で、全ての役者さんを生かすという事は不可能でしたが、それはそれで仕方のない事です。その辺の内田編集は、非情なまでにバッサリと切り落としていますが、それがかえって、「シルク」一般公開版をより良い作品にしているようにも思います。しかし、大事な見せ場のシーンは下倉監督演出がほぼ使われているので、下倉監督のパワーが案外スマートに伝わってきます。そのスマートさが良いのかどうかは賛否いろいろあると思います。導入部に関しては、素材が無かったのか、多少ダイジェスト版のような感じでちょっと流れていないようにも思いますが、全体を通してみると、それが致命傷という程ではありません。
結局、一般公開版は4時間版とはちょっとニューアンスが違っている別の作品になっています。それはそれで当然の事なのですが、ボクとしては下倉監督の意向が全面的に出ているという事で、4時間版も捨てがたい所です。できれば、両方、一般公開するというわけにはいかないのでしょうか?。映画「シルク」の楽しみ方としては案外そんな方法もあるのかもしれません。(担当:13号倉庫)
本日の上映作品
● 下倉功監督 「会社案内VTR」
約10分程の会社PR作品。下倉監督らしさが充分出ていて、作品としての完成度は高いと思うのですが、その分PRフィルムとしては果たしてどうなのでしょうか?。案外、会社に納入された短いバージョンの方がPRフィルムとしてはスッキリとしているのかもしれません。この辺は結構、微妙は所だと思うのですが、出来れば短いバージョンも見てみたいと思いました。
● ラジオドラマ版「グラウンド」
ラジオドラマの役者さんは、声だけの演技となるので多少オーバー気味の発声が気になります。古い時代のラジオドラマではあまり感じないのですが、ここ5年くらいのラジオドラマ(特に民放)では、せっかくのドラマをぶち壊すのではと思われる声のオーバー演技がかなり多いように思います。その辺の演出や技術的な所はよく解りません。しかし、全編のストーリーは紛れもなく下倉タッチでした。ズッシリと重い豪速球。ど真ん中のストライクでした。
● 下倉功監督 「シルク」一般公開版
昨年、良くも悪くも圧倒的なパワーを見せつけた「シルク」の一般公開版が遂に陽の目を見ました。昨年3月の下倉功個展から約10ヶ月、賞味期限切れの心配はこの作品に関しては必要が無かったようです。4時間の作品を約半分に詰めた一般公開版は確かに4時間版とは印象が違うのですが、それでも4時間版の良さを充分に取り入れていることは間違いありません。2時間に詰める方法としてはいろいろな方法が考えられると思いますが、今回の内田伸輝編集版は、オーソドックスな展開でしっかりと見せきっています。それは結局、下倉監督の演出(素材)を生かす事であり、役者の演技を最大限に見せきる事でもあったように思います。勿論、約半分をカットという事で、全ての役者さんを生かすという事は不可能でしたが、それはそれで仕方のない事です。その辺の内田編集は、非情なまでにバッサリと切り落としていますが、それがかえって、「シルク」一般公開版をより良い作品にしているようにも思います。しかし、大事な見せ場のシーンは下倉監督演出がほぼ使われているので、下倉監督のパワーが案外スマートに伝わってきます。そのスマートさが良いのかどうかは賛否いろいろあると思います。導入部に関しては、素材が無かったのか、多少ダイジェスト版のような感じでちょっと流れていないようにも思いますが、全体を通してみると、それが致命傷という程ではありません。
結局、一般公開版は4時間版とはちょっとニューアンスが違っている別の作品になっています。それはそれで当然の事なのですが、ボクとしては下倉監督の意向が全面的に出ているという事で、4時間版も捨てがたい所です。できれば、両方、一般公開するというわけにはいかないのでしょうか?。映画「シルク」の楽しみ方としては案外そんな方法もあるのかもしれません。(担当:13号倉庫)


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